SMS「お読みいただきたい緊急のお知らせ」は詐欺?ユーザの対応について

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2023年12月18日現在、ソフトバンクから「お読みいただきたい緊急のお知らせ」というタイトルでSMSが来たという報告がSNS上で投稿されています。

本記事では、SMS「お読みいただきたい緊急のお知らせ」の内容・ユーザの対応について記載します。

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目次

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SMS「お読みいただきたい緊急のお知らせ」の内容とユーザの対応

SMS「お読みいただきたい緊急のお知らせ」の内容

2023年12月18日現在、ソフトバンクから「お読みいただきたい緊急のお知らせ」というSMSが来たという報告がSNS上で投稿されています。

類似のものとして、下記のパターンもあります。

【ソフトバンク】ご注意ください:緊急のお知らせ。
【ソフトバンク】お知らせをご覧いただき、ご確認ください。
【ソフトバンク】重要なお知らせをクリックしてご確認ください。

以下のような内容で昨日(2023年12月17日)から配信されているというXの投稿がありました。

どうやら、短縮URL(t[.]co経由)でduckdnsのサイト(ソフトバンクのサイトではない)にアクセスさせるもののようです。

短縮URLにアクセスすると、以下の挙動をするとのことです。

  • アンドロイドの場合は偽のセキュリティソフトのダウンロードを促す。
  • iPhoneの場合は利用料金の督促を促す画面が表示される。

画像を見ると、以下のような利用料金の催促を促すような画面が含まれています。

  • 「お支払い期限を過ぎた利用料金があります」という文言があり、「支払い状況を確認する」というリンクが含まれている
  • 支払期限の延長不可とあり、支払金額が40,000円と記載されている
  • 支払期限を過ぎると、弊社通信サービスのご利用を【停止】いたします、という文言が含まれている

このように、支払期限を過ぎると通話などができなくなることを恐れ、文面内のリンクにアクセスするユーザから個人情報(パスワードやクレジットカード情報など)をだまして入手する意図があると思われます。

やまとくん

画像に記載されているリンク(39mcecu[.]duckdns[.]org)も、正規のソフトバンクのドメインではないものです。

ソフトバンクのロゴを用いていますが、このようなロゴは簡単に追加できるため、SMSの信用性を高めるものではありません。

また、この画像ではシステム警告で、「マルウェアが検出されました」というダイアログが表示されています。

このように、SMS記載のリンクをクリックすることで、警告画面を表示させて、不審なソフトウェアをダウンロードさせようとするパターンも観測されているようです。

ソフトバンクのサイト記載の注意喚起情報を調査

ソフトバンクのサイトでも不審なSMSやメールに関する注意喚起情報をしています。

フィッシング被害を防ぐため、お客さまにご注意いただきたいこと
送られてきたSMSやメールが、高額請求やサービス利用停止警告など、お客さまの不安をあおるような内容の場合、そのようなSMSやメールに返信したり、貼り付けられているリンク先URLをクリックせずに、まずは落ち着いて、普段ご利用されているブックマークやアプリ、検索エンジンなどを経由して正規サイトにアクセスし内容の真偽を確認してください。
SMSやメール送信元は偽装されている場合がありますのでご注意ください。

引用元:ソフトバンクを装った不審なSMSやメールに関するご注意

ここで、記載されている内容を見ると以下のことが分かります。

高額請求やサービス利用停止警告など、不安をあおるような内容の場合は、SMSやメール記載のリンク先にはアクセスしないように呼び掛けている。

やまとくん

本件の場合はこの不安をあおるようなケースに当てはまっていると言えそうです。

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SMS「お読みいただきたい緊急のお知らせ」へのユーザの対応

これまで見てきた本SMSではいかのような不審点がありました。

  • 記載のリンクが正規のソフトバンクのものではない。
  • サービス利用停止の警告など不安をあおる内容であり、ソフトバンクでも注意を呼び掛けている内容である。

よって、本SMSは詐欺であると思われるため、URLをクリックせずに削除するのが良いでしょう。

システム警告を装った画面が出た場合も何も入力せずに画面を閉じてください。

やまとくん

未払料金の有無が気になる方は、ブックマークやアプリ、検索エンジンなどを経由し、正規サイトにアクセスして内容の真偽を確認してください。

もし、URLにアクセスをして、個人情報などを入力してしまった方は、以下のような対応を取ってください。

フィッシングサイトにIDやパスワードを入力してしまった場合
  • パスワードはすぐに変更する
  • 他のサービスで同じID・パスワードを使用している場合、そのサービスのパスワードも変更する
  • 入力してしまったID・パスワードを使用して不正アクセスをされていないか・情報を書き換えられていないかなどを確認する
  • 必要に応じてサポートに連絡して相談する
フィッシングサイトにクレジットカード情報を入力してしまった場合
  • クレジットカード会社にできるだけ早く連絡し、対応について相談する。
  • 本窓口で利用停止措置・カード再発行などをお願いする

その他の対応方法については、フィッシング対策協議会記載の「よくあるご質問」の内容が参考になりますので、該当の方はご確認ください。

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まとめ

本記事では、SMS「お読みいただきたい緊急のお知らせ」の内容・ユーザの対応について記載しました。

この記事が参考になれば幸いです。

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