安芸高田市の清志会のメンバーは?老害と言われる理由について

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2023年9月30日現在も安芸高田市の清志会のメンバーと石丸市長の対立は続いている状態です。

2023年9月25日、石丸市長はこの状況について「議会は機能不全」という表現をしていました。

そんな機能不全を起こす最大の原因と言われている清志会のメンバーは誰なのか?

なぜ清志会のメンバーはSNS上で老害と言われるのか?

これまで清志会のメンバーは議会でどのような対立を石丸市長としてきたのか?

疑問に思い調べてみました。

本記事では、安芸高田市の清志会のメンバーは誰か、老害と言われる理由はどんなところにあるのかを整理してまとめてみました

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目次

安芸高田市の清志会のメンバーは誰か

安芸高田市の清志会の結成のきっかけ

2021年1月11日、大下正幸を代表とした「清志会」が結成されました。

「市議会と対立が続く石丸市長をけん制する」という目的のもと、現在も「反市長派」の会派として活動しています。

結成までに起こったイベントとして、

  • 議員の居眠りに対する注意
  • 石丸市長への恫喝問題

等がありました。

清志会のメンバーが9人になることで、安芸高田市議会の構成が以下のようになりました。

清志会 9人
シセイクラブ 2人
無所属 5人

安芸高田市議会の議員は全部で16人であるため、

過半数を超える清志会は市長の行う政策に反対し、否決をすることが出来ます。

つまり、石丸市長が行いたい政策について、多数決により自由に否決することも可能となるわけです。

こころ

この状態が続く限り、どんなに良い市の政策でも、清志会メンバーのお気持ち一つでNO、NO、NOと言い続けられる。

やまとくん

政策を通すためには、清志会メンバーの顔色をうかがい、事前に根回しなどお気持ちを損ねないようにしないとダメかも。
権限・権力の怖さを感じる。

安芸高田市の清志会のメンバー

安芸高田市の清志会のメンバーについて、以下の表にまとめました。

氏名期数年齢備考
山本 数博1期73~742023年9月、身の安全を理由に急遽定例会の一般質問を中止
武岡 隆文2期67~68石丸市長から指摘された居眠り議員
新田 和明2期58~59全員無所属の中、唯一の公明党
山根 温子4期66~67市長への恫喝問題で裁判中
先川 和幸4期75~76河井克行から現金を受け取り辞職したが、議員選挙で再度当選した
山本 優5期76~77安芸高田市議長のときメディアに対し居眠り容認発言 自身も居眠りをしたと市の広報誌で記載されている
宍戸 邦夫5期75~76元安芸高田市議長。「国語力がない」と石丸市長から言われる
児玉 史則4期66~67現安芸高田市副議長
大下 正幸4期71~72清志会の現代表、現安芸高田市議長

※年齢は2023年9月現在の年齢を、期数は何回目の当選かを表しています。

上記の表を見てもらうと分かりますが、安芸高田市のメンバーの多くは65歳以上の高齢者です。

年金をもらって仕事を引退し生活をしている方が多い中、市民がより良い生活ができるようにするため日々活動されております。

やまとくん

僕がこの年齢になるころにはもう働いていないかなと思う!

一方、石丸市長は現在41歳であり、親と息子の関係ほど年齢の離れた議員も少なくありません。

石丸市長と清志会のメンバーがたびたび衝突をしており、石丸市長が進めようとしていた政策がたびたび否決されている状況は皆様ご存じのとおりかと思います。

石丸市長は安芸高田市の財政危機を危惧し、立て直しのため何とかしようと様々な政策を実施しようとします。

しかしながら、清志会のメンバーにことごとく否決され、思うような政策ができない様子をみて、SNSなどでは「老害」と述べている方が多数いるようです。

この方は清志会のメンバーの行う質問がいちゃもんのようなもので、答弁をする石丸市長が可愛そうだと言っています。

市民にとっては

議員と市長との間で議会でどのような議論が行われているのか

ということを知る機会がなかったかもしれませんね。

このようにYouTubeで議会の実態がどのようなものなのかが公開されることで、

  • それぞれの議員がどのような働きをしているか
  • 問題のある議員や頑張っている議員が誰なのだろう

というのがよく分かるようになり、政治の透明性という観点ではよかったのではと思います。

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安芸高田市の清志会のメンバーのこれまでの活動事例(市長との対立に関して)

清志会に関わる活動について以下に時系列にして示します。

日時活動内容
2020年山本優議員が居眠りを容認発言
2020年市議会全員協議会で恫喝疑惑
2021年3月副市長の全国公募を市長が行うも議会は否決。人事は白紙の状態に
2021年6月山根議員が石丸市長を恫喝問題で提訴
2022年1月清志会結成、過半数の反市長派の会派の誕生
2022年3月議会が副市長定数を半減にする条例改正案を賛成多数で可決
2022年6月石丸市長が議員定数を半減する条例改正案を出すが賛成少数で否決
2022年6月「安芸高田市議会の評価」アンケートを実施、市民の評価を見える化する
2023年4月無印良品を市内の道の駅に出店計画。改修450万円を「専決処分で決定」
2023年6月石丸市長は改修工事費3,300万円を入れた予算案を議会に提出したが認められず。計画は白紙になる。
2023年6月議会は先の専決処分について責任を問うため提出した問責決議案を賛成多数で可決
2023年6月熊高議員が石丸市長の不信任案を提出したが議会は否決
2023年9月山本数博議員、定例会の一般質問で「身の安全」を理由に急遽質問を取り下げる
2023年9月議会は、昨年度の一般会計決算認定書に反対し不認定とする
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安芸高田市の清志会のメンバーが老害と言われる理由3選

「石丸市長に反対することが目的」と思われている

2023年9月25日、山本優議員らが市の昨年度の一般会計決算認定案に反対し不認定をしました。

不認定とした理由については、清志会のメンバーである山本優議員が以下のように述べています。

「去年の9月18日に市長は千葉県のトライアスロン大会に参加し、市内に不在で市民に多大な不安を与えた」

引用元:yahooニュース

これは、台風が安芸高田市に来ている中、石原市長が千葉県でトライアスロン大会に参加していたということを指しています。

しかしながら一般会計決算認定案とこの反対理由がまったくリンクしていないですね。

市長が台風のときトライアスロンに参加したことが市民に不安を与えたことが、どうして一般会計決算認定案を不認定にする理由になるのでしょうか?

こころ

これは全く分からない

反対したいから・妨害したいから、不認定としている

という意図なのかと思われますが、もしそうだとするならばよろしくないのかなと思います。

また、上記Xの投稿にもあるように清志会の決定が議決になるということに非常に憤りを感じている方は多いと思います。

市民・市政をないがしろにしており、「老害だ」と言われてしまう理由なのかと思います。

「安芸高田市議会の評価」についてのアンケート結果では「仕事をしていない」という評価が目立つ

石丸市長は2022年6月に市民の評価をみえる化するために、アンケート調査を実施しました。

その結果、清志会のメンバーは「仕事をしていない」という評価が他議員に比べて多い印象を受けました。

Xの投稿でアンケート結果を掲載している方がいました(右下の箇所)。

このXの投稿に掲載されているアンケート結果を分析すると、

  • 清志会のメンバー全員、全体の大体半分くらいが「仕事をしていない」と評価されている
  • 清志会以外のメンバーは全体の20%未満くらいが「仕事をしていない」と評価されている

事が分かります。

よって、明らかに評価が低く、市民のための活動が行えていないと思われているようです

この見える化された仕事の評価を見て、「老害だ」と思われているのかもしれないですね。

「自身の保身のため、議席を守ること」と思われている

2023年6月、石丸市長に近い議員が石丸市長の不信任案を提出したが議会は否決しました。

これについては、上記掲載のXの投稿にもあるように、市長に議会を解散させられた場合、議員選挙に再度当選できないと思っているためと考えます。

不信任決議を受けた首長(市長)は、10日以内に議会を解散することができる(地方自治法第178条第1項後段)。
解散しなければ首長(市長)は10日が経過した時点で失職する(地方自治法第178条第2項)。

これまでに市長の政策に数をたよりに否決をしてきたわけですが、その判断が正しいと思っているのであれば不信任案を出せばいいと思います。

なぜならばこれまでの清志会の活動が市民にとって正しければ、評価されて再度選挙になったとしても当選するはずだからです。

逆にメンバー全員再度当選になれば、その結果をもって市長に対して強気に出ることもできるでしょう。

そのちぐはぐな対応に対して、疑問を持ってしまう方がいるのだと思います。

石丸市長のXを見てみると、

議会の多数派は市長の対応が法令違反であるとし、問責決議案に賛成したものの、不信任案には否決した

ということです。

なぜこのような判断をしたのか、山本数博議員は以下のように語っています。

「市長は辞めるべきということではなく、議会に対する姿勢を改めてほしいという思いだ」

とのことです。(参考資料:広島 NEWS WEB)

しかしながら、これまでの経緯を見る限り(時系列を眺めてみると)、3年近く経つ中でずっとこのような状態(市長と議会が対立している状態)が続いています。

そんな中で市長が議会に対する姿勢を清志会のメンバーが望むように変えるのを期待するのは難しいことは分かっているはずです。

それであれば不信任決議案を出して市民の信を問うという選択肢をとってみる方が市民にとってはいいのではないかと思います。

それをしないことが保身をしているという評価につながり、市政に機能不全をもたらし、「老害」と言われてしまうのではないかと思います。

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まとめ

本記事では、安芸高田市の清志会のメンバーは誰か、老害と言われる理由はどんなところにあるのかを整理してまとめてみました。

ただし、清志会のメンバーがSNS上などで「老害」と言われているのは事実ですが、

本当に市民に寄り添った仕事をまったくやっていないのか

という判断はアンケートや議会での様子のみからではできないかもしれません。

議会の動画などでは見られないような、市民のための活動・よりそった仕事を行っていると思います。

清志会のメンバーには市民に取ってよい活動ができるように努めていただきたいと願っています。

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