2023年11月28日現在、車の窓ガラスの凍結防止グッズ【車両用マイクロ波分子除氷装置】の効果について関心がある方が多いようです。
本グッズですが、YouTubeなどでも紹介されており、アマゾンなどの通販サイトでもお手頃な価格で販売がなされている状況です。
値段も安いが、本当に効果があるのかな?
このように考える方もいるかと思います。
本記事では、車の窓ガラスの凍結防止グッズ【車両用マイクロ波分子除氷装置】は効果があるのかについて、現時点で分かる情報を整理してまとめてみました。
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車の窓ガラスの凍結防止グッズ【車両用マイクロ波分子除氷装置】がYouTubeや通販サイトで紹介されている
車の窓ガラスの凍結防止グッズ【車両用マイクロ波分子除氷装置】とはどのようなものか
2023年11月28日現在、車の窓ガラスの凍結防止グッズ【車両用マイクロ波分子除氷装置】がアマゾンなどの通販サイトで販売されているようです。
この凍結防止グッズですが、以下のような特徴をうたった商品となります。
- 車の窓ガラスの電子レンジ除氷装置ですぐれたパフォーマンスを発揮する
- 信頼性の高い性能を持っており、車両の除雪作業を簡単かつ迅速に行える
- 高品質の材料で作られており、長時間の仕様にも耐えられる構造である
また、使用方法は以下のように記載されていました。
- 車内のフロントガラス直近などに置き、スイッチを入れ、デバイスをアクティブにする
- 装置から放出される電磁波が雪を溶かす
これが本当に効果のある物であれば、すごく便利だよね。
値段とか使用実績とかはあるのかな?
その辺についても調べてみましたので、次の章から順に紹介していきます。
YouTubeで窓ガラスの凍結防止グッズ【車両用マイクロ波分子除氷装置】が紹介されている
YouTubeで検索をしてみると、窓ガラスの凍結防止グッズ【車両用マイクロ波分子除氷装置】が紹介されていました。
車両用マイクロ波分子除氷装置について、動画内で以下のように解説していました。
- ドイツ製をうたっている
- 車が凍結すると10秒で解凍してくれる
- 電磁分子により熱を発生させ、内蔵された温度センサーで車を保護する
- 360℃の防御効果により寒さから車を守るため、凍結防止になる
- 車へのダメージはなく、どの車種でも使用可能
- 太陽エネルギーを使用しているため、充電は不要
- 内臓の温度センサーにより、解凍が完了すると自動的に停止する
- 車内の置く場所には制限はない
ここで紹介されている内容を見ると、ユーザのニーズを満たせるような素晴らしい製品のように思えるね。
本当に置いただけで10秒で解凍してくれるのか、フロントガラスのみではなく、車体全体について効果があるのかは現時点(2023年11月28日時点)では不明となります。
充電もいらず、温度センサー付きで、自動停止機能もあり、10秒で解凍してくれるものであればかなり価格も高いのではと思ってしまう。
この動画の概要にはリンクの掲載はなく、コメントもオフになっているため、商品のレビューや入手方法・価格については不明となります(2023年11月29日時点)。
また動画内では「最初の100人の顧客は半額だが、逃したら二度と手に入りません。」
と語っており、視聴者に早く購入させようとする意図がうかがえるような内容となっていました。
商品のリンクが掲載されておらず、コメントもオフ、早く購入させようという意図があることから、不審な感じがする製品かと思ってしまう。
アマゾンなどの通販サイトでも窓ガラスの凍結防止グッズ【車両用マイクロ波分子除氷装置】が販売されている
YouTubeで紹介されていた製品ですが、アマゾンや楽天のような通販サイトでも検索すると出てきました。
画像が同じなので、YouTubeの商品と同一のものを指していると思われます。
取り扱い開始日が2023年11月中旬ころになっており、最近出されたばかりのようです。
また、ディフューザの形での販売もあるようです。
価格ですが、数百円から3000円くらい(複数個での販売)で買えるものが多く、機能を踏まえるとかなり割安な印象があります。
いくつかレビュー欄を見てみましたが、どれも投稿はなされていない状況でした。
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車の窓ガラスの凍結防止グッズ【車両用マイクロ波分子除氷装置】の効果はあるのか
先ほどのYouTubeでの紹介では、かなり高機能な製品のようでした。
車が凍結すると10秒で解凍してくれるというのは本当なのか
このように感じる方も多いと思います。
マイクロ波で温める電化製品としては電子レンジがありますが、凍ったものについても有効に機能するのか調べてみました。
電子レンジ(マイクロ波)では氷が解けにくいという見解がある
氷がマイクロ波で溶けるのかについて調べてみたところ、ニチレイのサイトで、「氷が電子レンジで溶けるのか」をテーマにした実験について記載がありました。
ニチレイのサイトには以下のように記載されています。
水の温度は上がり、氷はとけない
引用元:ニチレイのサイト
水の温度は、電子レンジ前は約20℃、電子レンジに1分かけた後は80℃近くまで上がっていました。しかし、氷の状態は、電子レンジにかける前と後でほとんど変わりませんでした。
電子レンジの「マイクロ波」は、氷よりも水を温めやすい
実は、電子レンジに使用されているマイクロ波(2450MHz)は、水分に対して非常に発熱性が高いという特徴があります。水は氷に比べて、約8000倍も加熱されやすいのです。固く凍っている氷は、電子レンジに入れても加熱されにくく、とけにくいわけです。
まとめると以下のようになります。
- 電子レンジで氷を1分かけても、ほとんど状態は変わらない
- 一方、電子レンジで水を1分かけると、20℃から80℃近くまで上昇した
- 氷は電子レンジに入れても過熱されにくい性質がある
電子レンジはマイクロ波で物体を温めており、先ほどYouTubeやアマゾンで紹介された製品もマイクロ波を使用するものとうたっています。
しかしながら、この実験結果から分かるように、マイクロ波で凍結した車の氷が10秒で溶けるというのはいささか無理があるのではと思われます。
車の窓ガラスの凍結防止グッズ【車両用マイクロ波分子除氷装置】のレビューは確認できない【2023年11月28日時点】
次に、本グッズを使用したレビュー(コメント)を調査してみました。
先ほど紹介したように、アマゾンなどの通販サイトのレビュー欄は確認できず、YouTubeの動画のコメントはオフになっていました。
また、Xでの投稿についても検索してみましたが、使用したレビューについては2023年11月28日現在は確認できませんでした。
さらに、テレビやニュース記事などでの本商品に関する報道も現時点ではない状態です。
まだ車のフロントガラスが凍結するような気温ではないことから、レビューが確認されないという状況もありますね。
今後、この製品を使用したレビューが出てくるかもしれません。
現在までの情報を整理すると以下のとおりです。
- アマゾンなどの通販サイトで、お手頃な価格で販売されているが、レビューは確認できず効果が現時点では不明
- ニチレイの実験によれば、氷の解凍はマイクロ波では効果が期待できない
- YouTubeでは10秒で解凍できると語っていたが、そこまでの効果があるのかはいささか疑問が残る
この商品についての今後の動向に注意していきたいと思います。
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車の窓ガラスが凍結した場合に取るJAFおすすめの方法について
車の窓ガラスが凍結した場合にとるおすすめの方法についても調べてみました。
調べたところ、ウエザーニュースの報道番組でJAFの見解が述べられていました。
JAFによると、最も効果的な方法として解氷スプレーの使用をあげていました。
JAFで行われた解氷テスト結果は以下のとおりです。
- 解氷剤をフロントガラスにまんべんなく塗布したところ、1分ほどで凍結を完全に溶かすことができた
- デフロスターを使い内気循環で最高温度に設定しても、視界が確保できるまで10分ほどかかった
早く解凍をしたい方にとっては、解氷剤を使うのが一番効果的でありそうです。
解氷スプレーの使い方としては以下のとおりです。
- 解氷スプレーの成分は0℃でも凍らないアルコールであり、塗布することでフロントガラスの凍結温度を下げる
- 霜が溶けたら、布で拭き取るかワイパーを用いてガラス面をきれいにする
お湯を使う方法はどうだろう。
温度差でガラスが部分的に膨張することもあり、割れる可能性があるからおすすめできないです。
また、解けた水が再び凍り付く可能性もあります。
解氷スプレーは10回くらい使うとなくなったりしますよね。
車のフロントガラスを覆うカバーを購入するという方法もあるようです。
カバーをかけることで凍結防止にもなるらしいので、あわせて購入を検討してみると良いかと思います。
春は鳥の糞除け、夏は日光対策、秋は落葉除け、冬は積雪・凍結防止と、年中使えそうです。
通勤に使うなど、冬でも頻繁に車を使う方はこちらのカバーを使うのもいいかもしれないです。
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まとめ
本記事では、車の窓ガラスの凍結防止グッズ【車両用マイクロ波分子除氷装置】は果たして効果があるのかについて、現時点で分かる情報を整理してまとめてみました。
この記事が参考になれば幸いです。
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