薔は人名漢字に含まれていない?中川翔子も名前で使えなかった

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2023年11月11日、中川翔子さんが本名の「しようこ」から「翔子」に名前を変更することを自身のYouTubeで公表しました。

もともとは両親が薔薇(バラ)が好きだったこともあり、「薔子」という名前にしたかったそうですが、「薔」が役所では受理されなかったとのこと。

ではなぜ、「薔」が名前で使えなかったのでしょうか。

本記事では、「薔」が名前で使えなかった理由・本名が「しようこ」になった経緯などについて整理してまとめてみました。

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中川翔子が名前に薔(しょう)の漢字を使えなかった理由

この章では、中川翔子さんが名前に薔(しょう)を使えなかった理由について記載します。

  • 音読み:「しょう・そう・しょく」
  • 訓読み:「ばら・みずたで」
  • 意味:バラ科のつる性または直立低木に用いられる字。 みずたで。タデ科の一年草。

参考資料:goo漢字時典

名前に使える漢字は常用・人名漢字に含まれていることが条件

名前に使える漢字として法務省では以下のように定義されています。

常用漢字表と人名用漢字表に掲げられた漢字は,いずれも子の名に使用することができます。

引用元:法務省(子の名に使える漢字)

人名用漢字は人名漢字と記載されているサイトもあり、ここでは人名漢字と記載しています。

よって、子どもの名前に付けられる漢字は、常用漢字と人名漢字のいずれかに登録されたものでなければなりません。

常用漢字とは、「一般の社会生活において、現代の国語を書き表す場合の漢字使用の目安を示す」もの。文部科学省文化庁国語審議会の答申をもとに、内閣告示される。現在の常用漢字表は2010年に告示されたもので、2136字/4388音訓[2352音・2036訓]が掲載されている。

引用元:日本電子出版協会
常用漢字の例
引用元:文化庁(常用漢字表)

人名漢字とは、戸籍上の人名に用いることができるとして、常用漢字以外に定められた863の漢字。当用漢字以外で使用の認められた「人名用漢字別表」(昭和26年、92字)と「人名用漢字追加表」(昭和51年、28字)をもとに、世間の要望などを採り入れて順次追加・調整されている。

引用元:コトバンク
人名漢字の例
引用元:法務省(人名用漢字表)

上記をまとめると以下のとおりです。

  • 常用漢字は、一般の社会生活においての漢字使用の目安を示すもの。
  • 人名漢字は、戸籍上の人名に用いることができるとして、常用漢字以外に定められたもの。
  • 常用漢字は、2136字、人名漢字は863字であり、名前に使える漢字はおよそ3000字くらいとなる。
こころ

意外と名前に使える漢字は少ないんだね。
3000文字ほどしかないって意外。

薔(しょう)は常用・人名漢字に含まれていないため使用できなかった

薔(しょう)が常用・人名漢字に含まれているか調査をしてみます。

薔(しょう)が名前で使えるのかどうかは、法務省のサイトの戸籍統一文字情報から調査できます。

以下の条件で検索を実施しました。

検索条件
  • 読み:しょう
  • 種類:人名用漢字、常用漢字

検索結果は166件あり、その中には薔(しょう)は含まれていませんでした。

よって、現在でも名前に薔(しょう)は使用不可となります。

こころ

こんな便利なサイトがあるとは知らなかった。

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中川翔子の本名が「しようこ」から「翔子」に改名することに

2023年11月11日に中川翔子が本名を改名することを明かす

2023年11月11日に中川翔子さんが本名を解明することを自身のYouTubeチャネルで発表しました。

名前の改名については以下の動画で公表しています。

この動画では、以下のことが公表されていました。

  • 本名の「しようこ」から現在の芸名と同じ「翔子」に変更するつもりである。
  • 両親が好きな薔薇(バラ)の「薔」をもちいて「薔子」を「しょうこ」と読ませる予定で役所に提出したところ、役所に受理されなかった。
  • 担当者ともめた末、「ひらがなでいいわ!」と叔母が殴り書きした文字が「しようこ」となり提出された。
  • この本名が本人が嫌で、結婚をしたら改名をしようと思い、家庭裁判所にいった。

一か月以内に電話で回答があり、無事通ったら改名がされるとのことです。

こころ

それにしても役所の担当者は「しようこ」を見て変だと思わなかったのかな。
明らかに変だと思うが。

やまとくん

事前にもめた経緯があり、担当者も配慮する余裕がなかったかもしれませんね。

翔が名前に使えるようになったのは昭和56年になってから

実は中川翔子さんの「翔」という文字は以前は名前に使えなかったようです。

理由は常用漢字・人名漢字に含まれていなかったからです。

しかしながら、「翔を名前に使いたい」という要望が高まり、人名に使える文字が制限されていることが社会問題になったようです。

当時は渡辺真知子が歌う『かもめが翔んだ日』や漫画『翔んだカップル』が大流行したようです。

そこで、昭和56年10月以降に「翔」が人名漢字に追加されるようになったそうです。

参考資料:東洋経済オンライン

やまとくん

ちなみに中川翔子さんの誕生日は1985年5月5日で、昭和60年生まれです。
「翔子」という名前を付けようと思えば当時は可能だったようですね。

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まとめ

本記事では、「薔」が名前で使えなかった理由・本名が「しようこ」になった経緯などについて整理してまとめてみました。

この記事が参考になれば幸いです。

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