おすすめセキュリティ勉強本27選【ホワイトハッカーを目指せ!】

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こんにちは、ぎんたです。

  • ホワイトハッカーになりたいです!初心者でも読めるおすすめの参考書ってないですか
  • フォレンジックに興味があるけどどの書籍がよいのか分からなくて
  • セキュリティの勉強をしたいが役に立つ独学できる本を教えてください

このような方の参考になればと思い、自分が今までに読んできた本の中から良かったと思える日本語の本を27冊選んでご紹介します。

ホワイトハッカーはサーバやネットワークへの攻撃を守るセキュリティ人材です

前回の記事では厳選して5冊紹介したため、初心者向けの本が少なかったと思います。

初心者からでも読むことができそうな本も含まれているので、参考にしてください。

セキュリティ職についている方にも、役に立ちそうな本を紹介しているので参考になればと思います。

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目次

暗号技術入門 第3版 秘密の国のアリス

もともと暗号に興味があり、手に取って読んでみました。

図解の説明が多く分かりやすいので、暗号についてまったくわからない初心者の方にはぜひおすすめです。

システムエンジニア、セキュリティエンジニアを目指すかたには暗号の基礎理論・技術を学ぶことは必須と言えるので必ず理解しましょう。

古き良き時代の歴史上の暗号から段階を踏んで丁寧に解説してくれているので、面白いですよ。

マスタリングTCP/IP(入門編)

ホワイトハッカーのみでなく、ITに関わるエンジニアになろうとする方はまず読んでみることをおすすめします。

第6版まで発行されていることを考えると、素晴らしい本であることは疑いようがないですね。

この一冊をしっかり読むことでネットワークの知識を身につけることができます。

ホワイトハッカーの教科書

この本では、ホワイトハッカーになるために必要な知識・教材・スキルアップ方法・学ぶのに良い資格・仕事内容などについて体系的に書かれています。

なにから手をつけていいかわからない方に対してスキルアップの方法の全体像について見せてくれる、他ではあまりなかった本です。

理工系の大学にはもれなくおいて欲しい一品です。

学生さんにもおすすめです。

セキュリティへの興味・関心を持ってもらい、セキュリティ人材不足の解消やレベルの底上げにつながればうれしいです。

ホワイトハッカー入門

ホワイトハッカーって何だろう?という方向けの本です。

理論の部分が多いですが、システムの情報セキュリティの基礎、攻撃と防御のそれぞれの観点で何をするのかが体系的にわかる内容となっています。

最後に関連する資格についての紹介もあり、取得するとよい資格のイメージもできるかと思います。

ハッカーの技術書

サイバー攻撃で使われる様々な手法について書かれている本です。

クラウドサーバやWindowsサーバの攻撃についてもコマンドと結果付きで掲載しているので、自分で試してみることもできます。

セキュリティ職についている方に知識の強化のためにおすすめします。

ハッカーの学校

ネットワークの基礎知識から入り、ツールの使用・サーバへの侵入方法を学べる本です。

事前にLinuxに触れていると理想ですが、ツールの使用とサーバへの侵入・永続化・ログ消去の手法などを学ぶことができます。

かなり昔に読んだので、目次を見たら懐かしく思いました。

ハッキング・ラボのつくりかた 仮想環境におけるハッカー体験学習

攻撃に必要な攻撃者の手法・システムの脆弱性の発見の仕方を理解することができます。

そして、これらの習得にはどうしても実際に手を動かしながら勉強することが不可欠です。

「ハッキングの環境を整える具体的な方法が分からないしどうしようもないのだ」という悩みを解決してくれるのが本書です。

VirtualBoxを使ったハッキング環境の構築を行った後、脆弱性のあるサーバの攻略を本書に沿って手を動かしながら学ぶことができます。

説明が丁寧で図解も多いので、初心者でも順を追って勉強できます。

理解が難しい点があれば、「マスタリングTCP/IP(入門書)」のような本も併せて購入してネットワークの基礎知識を勉強していくといいでしょう。

体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版 脆弱性が生まれる原理と対策の実践

仮想マシンを起動して、Webアプリケーションの脆弱性について仮想マシンを起動させて攻撃を再現することで学ぶことができる実践的な教材です。

僕は第1版、第2版と内容のアップデートがあったため両方購入しました。

脆弱性発生の仕組み・対策についても詳細にかかれており、その分ページ数も多い本なので、じっくりと腰を据えて読んだ方がいいです。

PHPを事前に基礎でいいのでやっておくと理解が早くなると思います。

脆弱性診断業務に興味のある方はこの本を持っておくといいと思います。

Webセキュリティ担当者のための脆弱性診断スタートガイド 第2版 上野宣が教える新しい情報漏えいを防ぐ技術

この本も第1版、第2版と両方購入した本です。

「OWASP ZAP」と「Burp Suite」を使って脆弱性のある仮想マシンを診断します。

Webアプリケーションの仕組みから解説しているので、初心者でも無理なく理解することができると思います。

巻末にWebアプリケーション脆弱性診断手法が付いており、豊富な図が掲載されていてわかりやすい構成になっています。

脆弱性診断に興味がある方は読んでおくといいでしょう。

デジタル・フォレンジックの基礎と実践

デジタルフォレンジックに携わる技術者・警察・検察・弁護士にむけてまとめられた本です。

フォレンジック関連の各方面の有識者が執筆に携わっています。

包括的にデジタルフォレンジックについてまとめられているので、この分野に興味のある方におすすめします。

初心者からでも読んで理解することができます。

ツールの使った解析以外のことも書かれてあり、楽しいですよ。

基礎から学ぶデジタル・フォレンジック: 入門から実務での対応まで

フォレンジックの基礎的な知識について解説しており、実際に調査を行う上での留意点についても触れています。

また、法律の観点や組織におけるフォレンジックの活用の観点で書かれており、フォレンジックがどのように各組織に関わってくるかについてもまとめられています。

デジタルフォレンジック研究会のメンバーがそれぞれの専門分野について執筆しているため、章を進めるごとに新鮮さがあり興味を失うことなく最後までいっきに読み通してしまいました。

詳解インシデントレスポンス 現代のサイバー攻撃に対処するデジタルフォレンジックの基礎から実践まで

著者はSANSのインストラクターの方です。

体系的にフォレンジックやインシデントレスポンスについて理解するのに良いと思える本です。

個人的には好きな本です。

フォレンジックやインシデントレスポンスについて勉強をしようと思う初心者から実務者に至るまでおすすめしたいと思います。

無料公開のリファレンスも役に立ちます。

誰にでも見れるようにしているところが素晴らしいと思いますね。

Free Resources for Incident Response Professionals」のURL

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インシデントレスポンス 第3版

インシデントレスポンスやフォレンジックを担当する方はぜひ読んだ方が良いと思える本でした。

かなりボリュームがあるので読むのが大変ですが、それだけ学びがある本とも言えます。

初心者の方でも読むことはできると思いますが、実際に手を動かしながら出ないと理解が進まないところもあるかもしれません。

理論を学んで実務で活かせる環境があれば最高だと思いますね。

同僚でもこの本をおすすめする人は多いです。

ぜひ第4版を心待ちにしています。

セキュリティのためのログ分析入門 サイバー攻撃の痕跡を見つける技術 (Software Design plusシリーズ)

ログ分析をテーマにした本で日本語のものがあまりないので、ログ分析に興味のある方は買っておくといいと思います。

セキュリティに関する実際の事例も多数取り上げています。

初心者からでも読める内容かと思います。

Splunkではじめるビッグデータ分析 基本操作からTwitterのログ分析まで

Splunkを使った基本的な解析の方法はこの本から学びました。

ただし、バージョンが変わっているので当時とはインタフェースが変わっています。

ですので、コマンドを使って自分が行いたいことを実現するためのリファレンス的な位置づけになるかと思います。

日本語でSplunkを学べる本なので、その点で貴重な本だと思います。

インテリジェンス駆動型インシデントレスポンス

サイバー脅威インテリジェンスをどのようにセキュリティ対策に活かすのかということをテーマにした本です。

執筆者がSANのインストラクターの方で、脅威インテリジェンスを学ぶのに有益なことが書いてあります。

「情報をどのように管理して分析し、報告するか」という考え方のヒントになると思います。

脅威インテリジェンスと応用についての体系的な本が日本ではあまりなく、貴重な本だと思います。

インシデントが起こった際のログ分析を具体的にどのように行うかということを期待して購入しないほうがいいです。

実践 CSIRT(シーサート)プレイブック

CSIRTの構築から運用までに必要な知識が詰まった本です。

CSIRT(Computer Security Incident Response Team)は、組織内のセキュリティインシデントに対応するための専門チームです

セキュリティのモニタリング、インシデントレスポンスの基本、計画といったマネジメント向けの視点でも書かれている本なので、組織のセキュリティ担当者は読んでみた方がいい本です。

サイバー攻撃の足跡を分析するハニーポット観察記録

ハニーポットで観察されたログ分析のポイントや対応策について記載しています。

ハニーポットとは、攻撃をあえて受けることを前提としたシステムです。

この本をきっかけに自分でハニーポットの運用をするモチベーションになるかもしれません。

ログ分析に興味がある方の初心者向けの本かと思います。

ペネトレーションテストの教科書

ペネトレーションテストを網羅的にカバーしているため、ペンテスターの仕事の理解がしやすい内容となっています。

セキュリティ業務に就いていない初心者が理解するには少し難解な箇所もありますが、インシデント対応・ペンテスター業務を少しでも経験しているエンジニアが読むにはちょうどいい内容となっています。

もし初心者の方で興味があれば、別に紹介している「ホワイトハッカーの入門」の本を読んで、基礎知識を理解してからこの本を読むことをおすすめします。

S3バケットの調査やGitHubを活用した認証情報の探索についても触れており、よくありがちなセキュリティインシデントのトレンドもおさえていると思います。

サイバーセキュリティテスト完全ガイド ~Kali Linuxによるペネトレーションテスト

サイトの脆弱性をテストするペネトレーションテストについて解説した「The Hacker Playbook 2」の翻訳書籍です。

攻撃者がどのようなツールを使ってシステムに侵入し、脆弱性を探すのかといった攻撃者視点での手法が詳細に書かれています。

少し古い本ですが読む価値はあるかと思います。

セキュリティ業務を担当している実務者が読むといい本です。

初心者がいきなりこの本を読むとよく分からなくなってしまうかもしれません。

サイバーセキュリティ レッドチーム実践ガイド

「The Hacker Playbook3」の日本語版で「The Hacker Playbook2」の続編となっています。

具体的な攻撃シナリオの作成方法や、脆弱性スキャンや脆弱性の検出方法、悪用コードの開発方法など、レッドチームに必要な実践的な技術について解説されています。

ペンテスターに興味がある方にはぜひ読んでもらいたい本です。

セキュリティ業務を担当している実務者が読むといい本です。

初心者がいきなりこの本を読むとよく分からなくなってしまうかもしれません。

セキュリティエンジニアのための機械学習

機械学習を使ったマルウェアの検知について学べる本。

日本語の書籍でこのようなAIとセキュリティを扱っているものはほぼないと思うので、この分野に興味のある方にはおすすめする本です。

サンプルコードをGoogle Colaboratory上で動作できるので、実行結果を確認できてよいと感じました。

ただ、機械学習についての入門書を別で購入してから読んだ方が理解度をより深めることができると思います。

個人的には面白い本でした。

デバッガによるx86プログラム解析入門【x64対応版】

プログラム解析の本はあまり出ていないので、少し古いですが興味がある方は買っても良いかなと思います。

内容はOllyDbgの基本的な使い方、デバック技術の解説です。

基礎的なところから説明しているので、アセンブラでつまずかなければ理解が進むと思います。

中古価格でも結構高いなと思ったので、9年前の本ですがまだまだ人気があるのかもしれません。

初めてのマルウェア解析

著者はBlackHat Security Conferenceで定期的にトレーニングを実施されている方です。

そのためか、読む側が良く理解できるように丁寧に分かりやすく書かれているように感じました。

マルウェア解析に興味のある初心者の方にはおすすめの本です。

ただしマルウェア解析はそもそも高度な知識が要求されるため、初心者向けのマルウェア本だからと言って誰でも簡単に理解できるかと言われたら、そうではない部分もあるということはご理解ください。

セキュリティコンテストチャレンジブック CTFで学ぼう!情報を守るための戦い方

CTFで学ぶことをテーマにした本。

この種の本はあまりないので、貴重な本とも言えそうです。

CTF(Capture The Flag)とは、サイバーセキュリティに関する問題に対処し、それに応じて得られた得点で勝敗を決める競技です。

CTFに興味を持つきっかけになる本かと思います。

僕もこの本でCTFに興味をもった一人です。

サイバー術 プロに学ぶサイバーセキュリティ

NIST800シリーズのセキュリティ対策と忍者が使ってきた戦術・戦略を絡めてサイバーセキュリティ対策を説明しているユニークな本です。

ただ初心者がこの本をいきなり読んでも理解が難しい箇所が出てくるかと思う内容でした。

僕はCISSPの資格を取得する過程でNIST800シリーズを少し勉強したのでなんとか理解できた部分もあります。

ただ、内容は面白く、忍者は様々なことを考えて行動していたのだなと感心させられました。

NIST800シリーズを読んでこの本を読む、またはこの本を読んでNIST800シリーズを読むと理解が深まるなと感じたので、またNIST800シリーズを読んでみようと思います。

組織内のセキュリティ担当者におすすめの本です。

情報処理教科書 情報処理安全確保支援士 2023年版

IPAが主催の情報処理安全確保支援士の資格取得をめざす本です。

資格の取得を目指しながらセキュリティの勉強もできるのでコスパがよいです。

本の内容は素晴らしく、情報セキュリティについて非常に網羅的・体系的にまとめられており、情報セキュリティに携わる人にはおすすめしたいと思います。

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まとめ

今回は、ホワイトハッカーを目指す方におすすめする日本語の勉強本27選を紹介しました。

この中から興味のある内容の本があればぜひ購入してみてください。

厳選したリストを確認したい方は以下の記事をご参照ください。

以上、ぎんたでした。

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