2025年5月18日現在、マスターカード(Mastercard)から「マスターカード利用停止、〇〇は未認証です」というショートメール(SMS)が届いたという、SNS上での投稿が複数確認されています。
マスターカードから突然利用停止を知らせるショートメールが届いたが詐欺なのか?
本記事では、マスターカードからのショートメール「マスターカード利用停止、〇〇は未認証です」は詐欺か・ユーザの対応について記載します。
マスターカードからのショートメール「マスターカード利用停止、〇〇は未認証です」が届いたという声
2025年5月18日現在、マスターカード(Mastercard)から「マスターカード利用停止、〇〇は未認証です」というショートメール(SMS)が届いたという、SNS上での投稿が複数確認されています。
SNS上で確認される投稿内容をまとめると以下のとおりです。
- マスターカードを持っていないのにマスターカードの利用停止メールが来た
- SMSメッセージで 【Masterカード】利用停止、[携帯番号]は未認証。マスターカードっぽいURLが来たけど詐欺なのか?
なお、SNS上で確認されているショートメールの文面は以下のとおりです。
【Masterカード】利用停止、〇〇(電話番号)は未認証です。至急ご確認ください
SNS上で確認されている文面
hxxps[://]jo-master[.]cards
本件ショートメールですが、マスターカードを持っていない方に対してもメールが届いているという投稿が確認されておりおかしいと感じる方もいる一方、マスターカードを持っているユーザの中には、利用限度額を超えてしまったのではと不安を感じる方もいるようでした。
以下では、本件ショートメールが詐欺メールであるかについて確認していきます。
マスターカード公式でマスターカードを装うメールへの注意喚起が掲載
マスターカード公式サイトでは、マスターカードを装うメールに注意するよう呼び掛ける注意喚起情報が掲載されております。
内容を見ると、マスターカードブランドのついたカードを持っているユーザに対しては、マスターカードやカード会社、金融機関から口座や個人情報をたずねるメールを送ることはないと記載しています。
Mastercardのブランドのついたカードをお持ちのお客様に対し、Mastercardや、カード会社及び金融機関から、口座や個人情報をたずねるメールを送ることは一切ありません。こうした詐欺メールを受け取った際は、直ちにメールを削除し、口座や個人情報開示の呼びかけには応じず、また添付やリンクを開いたりしないようにしてください。
マスターカード公式サイト
なお、注意喚起のタイトルではEメールに注意するよう記載されていますが、ショートメールも同様の扱いかと考えられます。
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ショートメールに記載されているURLはマスターカードとは関係のないもの
SNS上で確認される文面に記載されている不審なリンク先で、mastercardに似た文字列をアドレスに使っているようですが、マスターカードの正規のURL(mastercard.co.jp)と異なっており、マスターカードとはまったく関係のないアドレスが使われています。
なお、SNS上で確認されているURLについて当方で検証環境でアクセスしてみましたが、いずれも現在はアクセスができないようになっておりました。
一般の企業がすぐにアクセスができなくなるようなURLが記載されたショートメールをお客様に対して送信することは考えられず、明らかに不審であると言えます。
マスターカードからのショートメール「マスターカード利用停止、〇〇は未認証です」は無視をする
上記より、本件マスターカードからのショートメールは詐欺である可能性が非常に高いものとなります。
マスターカードを騙るメールはこれまでにも何度も確認されており、マスターカードを保持していないユーザに対しても送信していることから、フィッシング詐欺を目的とした、不特定多数にむけたばらまきメールの可能性が高いため、注意が必要です。
ショートメールに記載されているリンク先にアクセスすると、偽のサイトが表示され、クレジットカード情報やセキュリティコード、個人情報などを入力するよう促され、入力して送信した内容は犯罪者側にわたってしまうことになります。
したがって、本件メールについては、URLのクリックはせず、クリックをしたとしても個人情報の入力はせず、ショートメールはそのまま削除をするとよいでしょう。
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まとめ
本記事では、マスターカードからのショートメール「マスターカード利用停止、〇〇は未認証です」は詐欺か・ユーザの対応について記載しました。
この記事が参考になれば幸いです。