2024年11月17日現在、差出人のアドレスがMastercard-Administratorから始まり、件名が「マスターカード認証通知」などとなっているメールを受信したという、SNS上の投稿が複数確認されています。
ドメインが「@classi.jp」となっているがマスターカードとは関係が無く不審なメールに見える
このように思われている方もいるかと思います。
本記事では、Mastercard-Administratorから始まるメール「マスターカード認証通知」・詐欺かどうかなどについて記載します。
スポンサーリンク
Mastercard-Administratorから始まるメール「マスターカード認証通知」などを受信したという声
2024年11月17日現在、差出人のアドレスがMastercard-Administratorから始まり、件名が「マスターカード認証通知」などとなっているメールを受信したという、SNS上の投稿が複数確認されています。
SNS上での投稿内容をまとめると以下のとおりです。
- マスターカードから自動配信で件名が「マスターカード認証通知」などというメールが届くようになった
- 件名が「マスターカード認証通知」のメールでは、本人の利用かどうかを確認したいため、カードの利用を制限した旨のお知らせとなっており、解除などをしたければリンク先より確認するよう促すものとなっている
- 投稿者の中にはマスターカードを持っていないのに、なぜか届いたという方もいる
- メールの差出人のアドレスが「Mastercard-Administrator」で始まり、続いてランダムな文字列、最後のドメインが「@classi.jp」となっている
迷惑メール対策してもどんどん入ってくるのどうにかならんのか…
— きら(키라) (@FA0nKqPfovmfAZl) November 17, 2024
マスターカード持っていません。
Amazonでも買い物しません。
そんな私の元に来るメール✉️
即ブロックです。
公式さん、対応してください。#迷惑メール pic.twitter.com/i50pW6O0QG
また、最後のドメインですが、「classi.jp」は教育機関向けのICTサービスを提供する会社のドメインであり、なぜマスターカードからそのようなアドレスにてお知らせが届いたのかが分からない、不審だと思われる方もいるかと思います。
スポンサーリンク
Mastercard-Administratorから始まるメール「マスターカード認証通知」は詐欺
本件メールですが、以下に記載の理由から詐欺である可能性が非常に高いと言えます。
迷惑メール相談センターで注意喚起している
要注意メールの情報を発信している迷惑メール相談センターにて、2024年11月13日に以下のような注意喚起がなされております。
2024年11月13日現在、以下の迷惑メール・詐欺メールが送信されているので気をつけてください。
件名:
迷惑メール相談センター
マスター カード認証通知
※似たような様々な件名および本文で送信されています。
上記掲載内容から、SNS上で確認された文面と内容と一致している、迷惑メール相談センターでは詐欺メールと判断していることから、本件メールは詐欺である可能性が非常に高いと言えます。
Classi公式サイトでも注意喚起している
また、「@classi.jp」のドメインが使用されていることから、Classi公式サイトを確認したところ、なりすましメールに関する注意喚起情報が2024年11月13日に掲載されているのを確認しました。
弊社を装った迷惑メール(なりすましメール)に関する注意喚起
日頃よりClassiをご利用いただきありがとうございます。2024年11月13日頃から、弊社を装った「迷惑メール(なりすましメール)」が発信されている事実を確認いたしました。
弊社のドメイン(classi.jp)を使用したメールで「内容に心当たりがない」「業務に無関係」などのメールを受信された場合は、ウイルス感染、フィッシングサイトへの誘導、不正アクセス等の危険がございます。
Classi公式サイト
最近受信が確認されている本件メールとお知らせ掲載時期が一致しており、本件メールは詐欺の可能性が高いものとなります。
また、上記文言にもあるように、マスターカードの認証通知の文面は「内容に心当たりがない」「業務に無関係」に当たる内容と考えられるため、その条件にもあてはまるものとなります。
スポンサーリンク
Mastercard-Administratorから始まるメール「マスターカード認証通知」へのユーザの対応
上記調査内容より、本件メールは詐欺の可能性が非常に高いものと考えられます。
したがって、メールを受信した際に、文面記載のURLのクリックは行わずに削除するようにするとよいでしょう。
また、SNS上では、URLをクリックすると個人情報を入力するような画面が表示されたという投稿も確認されており、指定された項目を入力することで詐欺の相手側に送信されてしまうものと考えられます。
このことから本件メールはフィッシング詐欺を目的とした、不特定多数にむけたばらまきメールの可能性が高いため、注意が必要です。
また今後このようなメールを目にしないようにする方法ですが、キーワードを設定し受信拒否指定をするとよいでしょう。
以下はauの例ですが、ドメイン一致、完全一致、部分一致の方法が記載されています。
ドメイン一致の場合は@マーク以降が設定したキーワードと一致する場合に拒否するようになります。
キーワードに「○○○.jp」と登録することで、以下のようなアドレスからのメールを拒否できます。
au公式サイト
○@○○○.jp
□@□□□.○○○.jp
部分一致の場合はキーワードに送信元メールアドレスの一部が含まれる場合に拒否するようになります。
キーワードに「○×△」と登録した場合、以下のようなアドレスからのメールを拒否できます。
au公式サイト
□○×△@×××.jp
×△□@○○○×△.jp
本件で言うと、もしマスターカードを所持していない、Classiとは関係が無い方であれば、メッセージを受け取ることが無い方であれば、ドメイン一致指定で「classi.jp」を、部分一致で「Mastercard-Administrator」を指定するといった対応を取ることで余計な詐欺メールをフィルタできる可能性があります。
マスターカードを所持している方であれば、過去に正規のマスターカード側から受け取ったメールで最初に「Mastercard-Administrator」といったアドレスからのメールを受信したことがあるかを確認しつつ、部分一致の設定を行うかを検討してみると良いでしょう。
スポンサーリンク
まとめ
本記事では、Mastercard-Administratorから始まるメール「マスターカード認証通知」・詐欺かどうかなどについて記載しました。
この記事が参考になれば幸いです。