情報処理安全確保支援士どうだろうか、受験しようか迷ってしまう
業務経験があまりなく、独学で受けるのって無謀だろうか
受験する労力に見合った対価はあるのかな
そう思っている方がいるかもしれません。
僕は以下の理由から受験して合格した方がいいと思います。
- 受験料が1万円に満たないため、失敗してもそこまで痛手ではない。
- セキュリティについての体系的な知識が身に付く
- 転職に有利に働く場合がある
- 独学でもがんばれば合格できる
この記事では、情報処理安全確保支援士に独学で合格する方法、取得するメリットについて解説します。
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情報処理安全確保支援士とは
情報処理安全確保支援士について
昔は「情報セキュリティスペシャリスト」と呼ばれていました。
今の名称には2017年に変更されています。
IPAのサイトに記載されている試験情報を見ると、以下のようなかたにおすすめする記載があります。
サイバーセキュリティリスクを分析・評価し、組織の事業、サービス及び情報システムの安全を確保するセキュリティエンジニアや、技術・管理の両面から有効な対策を助言・提案して経営層を支援するセキュリティコンサルタントを目指す方に最適です。
出典:IPA(試験情報)
情報セキュリティの専門家としての知識・技能を取得していることを証明できる資格なのね。
現在の名称になってからも、試験内容・問題の難易度に大きな違いはありません。
毎年春(4月)と秋(10月)の2回開催される試験です。
2023年の10月からは、試験時間が少し変わります。
「午後Ⅰ」「午後Ⅱ」は1つに統合されるようです。
難易度と勉強時間
大体合格率は20%くらいです。
昔は15%前後であったことを考えると、少し軟化しているように感じますね。
セキュリティ人材が不足していると言われているので、国としても有資格者を増やそうとしているのかもしれません。
再び合格率が下がるかもしれませんので、今がチャンスかと。。
勉強時間については、それまでの業務経験・技術者としての力量などに左右されるので人によるところとなります。
参考までに僕の合格時の状況について話しますと、
- サイバーセキュリティについては関連業務を行ったばかりで新米レベルの知識・技能しかなかった。
- 理工系の大学出身で、基本情報処理技術者試験には合格済み。
という状況で300時間くらい勉強したら合格しました。
情報処理安全確保支援士を独学で勉強する方法
社会人であることを想定して書きますと、
- 3ヵ月くらい集中して勉強する
- 適切な問題集を厳選して選び、2~3周繰り返しやって理解する
- 平日は3時間、休日は合計8時間、勉強に捧げる覚悟をする
となります。
こちらも人によって違うかもしれませんが、長く時間をかけても疲れてしまうので、3か月勝負で乗り切りましょう。
情報処理安全確保支援士に独学で合格するための詳細な記事を以下で紹介しますので、興味があればご覧ください。
情報処理安全確保支援士を取得するメリット
僕が考える取得するメリットは以下のとおりです。
- 情報セキュリティの体系的な知識が身につく
- 転職の際に、情報セキュリティについての最低限の知識があることをアピールできる
- 企業によっては、政府入札案件の要件に必要な資格であるため、有資格者を欲している可能性がある
- 名刺にロゴマークを使用することができる
以下の記事で、情報処理安全確保支援士を取得するメリット・デメリットについて考察していますので、ご興味があればご覧ください。
年収アップの転職の可能性がある
上記で少し触れましたが、この資格を取得することで転職に有利になる場合があります。
もちろん、企業はできれば業務経験のある即戦力を求める傾向ですので、資格取得しているから内定を取れるという保証はありません。
ただ、
- 業務を通じて社員を育てるという意識が高い企業
- 資格を取得するような勤勉な社員・セキュリティの知識のある社員を欲しがっている企業
- 有資格者を必要としている企業
であれば、年収アップをともなった転職を行うことは充分可能かと思います。
参考までに転職した際の経験談を以下の記事で記載していますので、もしよろしければご覧ください。
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まとめ
本記事では、情報処理安全確保支援士に独学で合格する方法、取得するメリットについて記載しました。
セキュリティの知識が身につき、転職できる可能性を高めることができるのであれば、この資格を取得するのは良い方法だと思います。
国家資格のなかでは情報セキュリティの最上位の資格にあたり、自分のスキルをアピールできますので、是非取得しましょう。
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