Safariの鍵マークが消えた?iOS18.4アップデート後に南京錠マークが表示されない現象について

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2025年4月以降、iPhoneをiOS18.4.1にアップデートした後、SafariのURLに鍵マークがつかなくなったという声が複数確認されています。

  • HTTPSに対応しているサイトをみても、Safariの鍵マークがつかないのはなぜか?
  • Safariのバグなのか、仕様変更なのか?
  • HTTPSに対応しているか確認はできるか?

本記事では、Safariの鍵マークが消えた要因とHTTPSに対応しているか確認する方法について記載します。

目次

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Safariの鍵マークが消えたという声

2025年4月以降、iPhoneをiOS18.4.1にアップデートした後、SafariのURLに鍵マークがつかなくなったという声が複数確認されています。

SNS上での投稿内容をまとめると以下のとおりです。

  • Mac OSのSafariの鍵マークが無くなった
  • iPhoneのSafariの検索バーの鍵マークが表示されなくなった

このように、ロックアイコンが表示されない、無くなったという声が4月初旬から複数確認されています。

海外のAppleコミュニティーなどでも、同様に鍵マークが表示されなくなった、オペラを使うと確認はできるといった投稿が複数なされているようです。

本現象はバグであるのか、意図的な仕様変更なのか、以下で記載していきます。

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Safariリリースノートで削除した旨記載されている

SafariがHTTPSのサイトを南京錠アイコンで表示されなくなった要因について調査したところ、Apple公式サイトに掲載されているSarariのリリースノートに以下のような記載が確認されました。

Safari 18.4以降、HTTPS接続のスマート検索フィールドから鍵マーク(南京錠のアイコン)を削除した

Deprecations
Removed the lock icon from the Smart Search field for HTTPS connection. (107993392) (107993392)

Safari18.4リリースノート
日本語訳

Deprecations
HTTPS 接続のスマート検索フィールドからロックアイコンを削除。(107993392) (107993392)

したがって、iOSを18.4以降にアップデートされた方がSafariの南京錠のアイコンが無くなったのは、バグではなく、Safariのバージョンアップに伴う仕様変更と判明しました。

Safariの鍵マークが消えた理由

なお、Safariの鍵マークが消えた理由については、Webkit Featuresに以下のような記載がなされています。

  • HTTPSを使用しているサイトが全体の87%以上となり、すでに浸透している現状がある
  • 一方で、ロックアイコンの有無のみでウェブサイトの信用性を判断するという、誤った信頼感を与えてしまうため、鍵アイコンを削除した

For years, the lock icon in Safari indicated that the connection is secure — that the site is using HTTPS. With more than 87% of all connections made over HTTPS now, secure connections are ubiquitous. The new norm. Meanwhile, the presence of the lock could be creating a false sense of trustworthiness, if users instead believe it’s there to signal the website is trustworthy. With this in mind, we removed the lock icon from the Smart Search field for HTTPS connection in Safari 18.4.

Webkit Features(Safari18.4)
日本語訳

接続セキュリティ
何年もの間、Safariのロック・アイコンは接続が安全であること、つまりサイトがHTTPSを使用していることを示していました。今では全接続の87%以上がHTTPSで行われ、セキュアな接続はどこにでもあります。新しい常識だ。一方、ロックが存在することで、ユーザーがウェブサイトが信頼できることを示すためにロックがあるのだと勘違いし、誤った信頼感を生み出している可能性がある。この点を考慮し、Safari 18.4ではHTTPS接続のスマート検索フィールドからロックアイコンを削除しました。

このように、Safariの鍵マークが消えた理由は、すでにHTTPSを使用するウェブサイトが一般的になったこと・ロックアイコンの有無がウェブサイトの信頼性を表すといった誤解を与えてしまうためであることが判明しました。

なお、HTTPSは通信が暗号化されている、改ざんされていない、証明書が割り当てられているサイトと通信していることを表しており、通信先のサイトが信頼できる安全なサイトであるかを担保するものではありません。

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Safariの鍵マークが消えてもHTTPSに対応しているかは確認可能

もし、接続しているサイトが暗号化されているか確認したい場合は、接続セキュリティの詳細をタップすることで確認可能です。

接続セキュリティの詳細の確認手順
  • iPhoneでSafariアプリを開く
  • Webサイトに移動し、検索フィールドの左側のアイコン「ページ設定ボタン」をタップして、三点のアイコン「詳細ボタン」をタップ
  • 「接続セキュリティの詳細」をタップ
ページメニューのお接続セキュリティの詳細画面
引用:Apple公式のiPhoneユーザガイド

上記手順で接続しているサイトがHTTPSに対応しているかは確認可能です。

ただ、手順としては面倒と感じる方も中にはいるかと思いますので、その場合は利用するブラウザアプリを変えると確認できる可能性があります。

2025年5月2日現在、Chromeブラウザでも現在は鍵アイコンを異なるアイコンのデザインに変えています(検索フィールドの左側の変更されたアイコンをクリックすると接続の保護は確認可能です)。

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まとめ

本記事では、Safariの鍵マークが消えた要因とHTTPSに対応しているか確認する方法について記載しました。

この記事が参考になれば幸いです。

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