グリコがタイでのアイスクリーム販売を撤退!日本への影響と撤退理由はなぜかなどについて

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2025年7月9日現在、グリコがアイスクリーム販売事業を撤退するというニュースが出ているという、SNS上での投稿が複数なされている状況です。

  • グリコがタイでのアイスクリーム販売を終了とあるが、日本は影響するのか?
  • タイでのアイスクリーム販売はいつまでで、撤退理由は何なのか?
  • アイス以外の製品についてはどうなのか?
  • 現地の方の反応はどうなのか?

本記事では、グリコがタイでのアイスクリーム販売を撤退する状況・日本への影響や撤退理由などについて記載します。

目次

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グリコがアイスクリーム事業を撤退するというニュースについて

2025年7月9日現在、グリコがアイスクリーム販売事業を撤退するというニュースが出ているという、SNS上での投稿が複数なされている状況です。

SNS上で確認されている本ニュースに関する投稿をまとめると以下のとおりです。

  • グリコ、年内でアイス事業撤退 – NNA ASIA・タイ・食品
  • グリコ、アイス事業から撤退?!ジャイアントコーンどうなんの?!
  • グリコのアイス年内で終売と言うニュースのヘッドラインが送られてきて、ジャイアントコーン…、パピコ…、アイスの実…などと思いをはせていたら、タイの現地法人グリコの話だった。 紛らわしい。
SNS上の投稿

上記のように、グリコがアイスクリーム事業を撤退するというニュースが流れ、日本での話なのか、ジャイアントコーンやパピコなどのアイスが食べられなくなのは本当なのかと思いきや、よく見るとタイでの話だった、紛らわしいなどといった投稿が数多く確認されております。

SNS上では、アジア経済ニュースを扱っているメディア「NNA ASIA」の記事が引用されており、ニュースのヘッドラインを見ると、「グリコ、年内でアイス事業撤退」という、紛らわしいタイトルがつけられていることが分かります。

内容の詳細はログインをしないと見られないようなので、当方は確認をしていませんが、購読をしなくても確認できる最初の一行目にはタイ国内でのアイスクリームの販売を停止するという記載がなされているのが分かります

こころ

「グリコ、年内でアイス事業撤退」というタイトルなので、本当なのかと記事を開いてしまう。

やまとくん

日本には関係のない話であり、タイでのアイスクリーム事業の撤退のお知らせということが分かりますが、SNSで言われているようにタイトルで釣っていると言われていも仕方のない状況であるとは感じますね。

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2025年末までタイではグリコのアイスは販売予定

では、おおもとのソースはどこにあるのかについて調査したところ、グリコの英語版の公式サイトに、2025年7月3日に以下のようなページ(Discontinuation of Ice Cream Products in Thailand Announcement)が更新されていました。

グリコ英語版でのアイス事業撤退のお知らせ
グリコ公式サイト(Discontinuation of Ice Cream Products in Thailand Announcement

記載内容の概要は以下のとおりです。

グリコお知らせ概要
  • タイ国内におけるGlicoブランドのアイスクリーム製品販売が終了する
  • 2025年末まではアイスクリームを購入できる予定
  • お菓子屋やアーモンドミルク飲料、その他の商品はこれまで通り販売する

上記のようにタイ国内におけるアイスクリーム販売が終了と記載されており、日本国内のアイスクリーム販売については言及されていないため、日本では変わらずアイスの販売が継続されると考えられます。

また、タイでのアイスクリーム製品の販売は2025年末までは行われるようであり、後半年くらいは「パピコ」や「アイスの実」などは購入ができる見込みです。

アイスクリームは影響を受けますが、その他のお菓子は引き続き販売するということなので、影響を受けないものと思われます。

やまとくん

タイの英語日刊新聞メディア「The Nation Thailand」のFacebookの投稿によれば、10年以上タイでアイスクリームを販売していたということのようですが、今回の報道で撤退するということで残念に思う現地の方もいるのかと思いますね。

“For over a decade, Thai Glico Co Ltd has had the privilege of offering ice cream products in Thailand. We are truly honoured by the continuous support from our customers.

「The Nation Thailand」のFacebook

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タイのグリコのアイスクリーム事業の撤退理由

日本のメディア時事通信(英語版)によれば(タイのメディアNation提供の情報)、タイのグリコのアイスクリーム事業の撤退理由は以下のとおりと述べております。

アイスクリーム事業の撤退理由
  • アイスクリーム事業の撤退の理由は、市場動向、過去の実績、タイにおける長期的な計画に基づく戦略的な動きであるとのこと
  • より良い資源配分を行い、市場における価値を最大化するために、タイでのアイスクリームの販売を中止を決めた
  • その代わりに他の成長機会を模索することに集中をするとのこと

Other Glico products will remain available, the company added.According to Krungthep Turakij, Thai Glico explained that the decision was a strategic move based on market trends, past performance, and the company’s long-term plans in the region.
To better allocate resources and maximise value in the market, the company deemed it necessary to stop selling ice cream in Thailand and will instead focus on exploring other growth opportunities.

時事通信

このように、アイス事業を撤退し、成長が見込める分野の製品に集中して事業を継続するということが理由として挙げられています

また、同記事に掲載されている、DBD(事業開発省)に報告された最近のタイのグリコの財務実績は以下の数字となっています。

掲載されている情報について参考までに、以下に表にまとめてみます。

発生年収益状況
2020年総収入は39億1000万バーツ、純利益は3億9458万バーツ
2021年総収入は41億5000万バーツ、純利益は1億7944万バーツ
2022年総収入は48.9億バーツ、純損失は127万バーツ
2023年総収入は34億9,000万バーツ、純損失は1億1,294万バーツ
2024年総収入は35億2,000万バーツ、純利益は6,735万バーツ

なお、2025年7月9日時点では、1バーツは4.51円となっています。
銃利益は1年間の収益から全ての費用と税金を差し引いた利益を指します。
赤字の場合は純損失となります。

上記で分かるように、2020年、2021年では、純利益が約4億、1.7億バーツと利益が出ているものの、2022年以降は赤字が続き、2024年には銃利益が出ているという状況ですが、2020年、2021年と比べると少ないものとなっています。

このような状況を受けて、事業の見直しが進められ、アイス事業を撤退したのではと考えられます。

グリコのアイスクリームは過去10年間で人気が高かったようですが、アイスクリーム市場は大きく変化しているところであり、ソフトクリームの新しいブランドが市場にあふれており顧客の嗜好も変化し、ライバルも多くなっていることをうかがわせる内容が記事でも触れられています。

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アイスの撤退報道を受けてタイの方々の反応

タイ向けのグリコ公式Facebook「Glico TH」でも、今回のアイス事業撤退の投稿を2025年7月3日に投稿していますが、この投稿を受けてコメントが7月9日時点で1148件、シェア5048件と、多くの方が反応していることがうかがえます。

コメントの内容(タイ語なので機械翻訳した内容)を紹介すると以下のようなものが確認されています。

  • あまり食べないけど、美味しい
  • 悲しいね。 食べる量を減らしても、毎週食べてます。 ミルクの偏見…
  • Guliko Almondはもう手に入らないの?
  • 泣いている
  • それも美味しい。 だいすき。 どうして?
コメントの内容

さっと100件程読んでみましたが、多くはなぜやめるのか、とても悲しい、おいしいのに残念だという声が多くを占めている印象でした。

このように、現地の方でもグリコのアイスクリームは人気が高く、今回の撤退報道を受けてかなり残念に思っている方が多いことがうかがえる状況であることが分かります。

まとめ

本記事では、グリコがタイでのアイスクリーム販売を撤退する状況・日本への影響や撤退理由などについて記載しました。

この記事が参考になれば幸いです。

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