こんにちは、ぎんたです。
情報処理安全確保支援に合格したいけど、みんなどのような勉強しているのだろう
どの参考書を使うと、効率よく勉強できるかなぁ
具体的な合格までの詳細な勉強方法が見つけられず、分からないから教えて
このような方に参考になればと思い、今回は記事にしてみました。
僕自身は現在の資格名に名前が変更される前の、情報セキュリティスペシャリストに合格しています。
ただ、以下の理由で今回記載した勉強方法は情報処理安全確保支援士でも同じように使えると思います。
- ネットで検索したところ、情報セキュリティスペシャリストと情報処理安全確保支援士の試験内容や難易度に大きな違いはないという情報が多い。
- 最近の情報処理安全確保支援士の試験内容を僕自身が見て解いたところ、難易度、試験内容にあまり違いがないように思われた。
- 最近の合格者の体験記を見比べても当時僕が使っていた参考書と同じものを使用している人が多い。
よって、僕自身の勉強方法は皆様の役に立てるはずと思いますので、合格までに行った具体的な勉強の過程、参考書の使い方を詳細に踏み込んで記事にしてみました。
難しい試験で有名だよね。
受かったら勉強になる以外のメリットってあるかな?
転職時にアピールできるし、資格手当をもらえる企業もあるので得することもあるよ。
いずれも金銭が絡むから、挑戦する価値はあると思います。
この方法を行えば、独学でも合格の可能性をかなり高めることができると思います。
ぜひ取得をめざしましょう。
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情報処理安全確保支援士とは
情報処理安全確保支援士試験は、「情報セキュリティスペシャリスト試験」をもとに、2017年から始まった試験になります。
IPAのサイトをみると、以下のような役割を目指す方に取得をおすすめしている記載があります。
サイバーセキュリティリスクを分析・評価し、組織の事業、サービス及び情報システムの安全を確保するセキュリティエンジニアや、技術・管理の両面から有効な対策を助言・提案して経営層を支援するセキュリティコンサルタントを目指す方に最適です。
出典:IPA(試験情報)
試験時間・出題形式
試験時間・出題形式は以下のとおりです。
- 「午前Ⅰ」:50分、応用情報技術者試験の午前問題と同じ四肢択一
- 「午前Ⅱ」:40分、情報処理安全確保支援士試験用の四肢択一
- 「午後Ⅰ」:90分、長文読解・記述式
- 「午後Ⅱ」:120分、長文読解・記述式
令和5年度秋期試験から午後Ⅰ・午後Ⅱを統合します。
情報処理安全確保支援士試験及び情報処理技術者試験(高度試験の組込み分野)における出題構成等の変更について(2022年12月20日掲載)
出典:IPA(試験情報)
合格した当時の自分の業務内容やレベル感
サイバーセキュリティ関連業務を行ったばかりでセキュリティについては新米レベルの知識・技能しかなかった。
理工系の大学出身で、基本情報処理技術者試験には合格済み。
合格するまでに要した勉強時間と期間
実施時間:250時間から300時間
実施期間:3か月くらい(平日3時間、土日合計で8時間)
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使用教材と勉強法について詳細な解説
こちらの本(通称上原本)を読んで情報処理安全確保支援士試験合格のために必要な知識を吸収しましょう。
この本をまず1周とおして読み進めます。
この時点では何となく内容を理解できるくらいでいいです。
1周読んだら、次の「午前・午後対策で行ったこと」の内容を実施しながら並行してもう1周読んで本書の内容を理解しておきましょう。
「午前Ⅰ」「午前Ⅱ」対策で行ったこと
「午前Ⅰ」は応用情報技術者試験の午前問題の内容、「午前Ⅱ」は情報処理安全確保支援士用の内容が出題されます。
結論「情報処理安全確保支援士ドットコムの過去問道場」を思考停止でやり続けるのみでいいです。
僕は、会社の始業前と昼休みの時間を利用して解いていました。
具体的な手順は次の通りです。
- 「午前Ⅰ」「午前Ⅱ」ともに、過去問道場を過去問5年分くらい一度解きます。
- 間違えた問題の解説を読んで理解します。
- 1周目で間違えた問題のみ2周目で実施。正解だった問題はもう解かなくてよい
- 間違えた問題の解説を読んで理解します。
- 2周目で間違えた問題のみ3周目で実施。
これで、午前試験はクリアできるでしょう。
過去問だけで本当にいいの?
実際見てみると、過去問から多くの問題が使いまわされているから問題ないよ。
上記のやり方をやると僕の経験談ですが8割以上得点できました。
午前対策には決して時間をかけてはいけません。
あまり実務でも役に立つとは思えないので、深堀してもコスパが悪いです。
問題と解答の導き方をさくっと覚えて、試験後には忘れてもいいとさえ思っています。
ここに時間を書けるぐらいなら午後対策を一生懸命やった方がいいです。
「午後Ⅰ」「午後Ⅱ」対策で行ったこと
午後対策は電車の帰りと家でみっちりと対策をしました。
いかにして勉強のリソースを午後試験対策にまわすかが合格の鍵になります。
まずはこの参考書をやってみましょう。
ここでは、以下のことを行います。
- テーマ別の出現率を把握し、重点的にやるべき内容を把握する
- 本書記載の「午後に出題された午後問題の効果的な活用の仕方」を把握する
- 演習問題を解き、解説を理解する
例えば、認証技術の問題は出現率90%だから重点的にやらないといけないな。上原本を読んで、しっかりとここは読んで理解しよう。
逆に、出現率が低いテーマはそこそこ知っていればいいかなど、強弱をつけて覚えておくといいよ。
この参考書の演習問題の解説も分かりやすいものになっています。
次に、この参考書をやります。
この参考書の良いところは、数多くの過去問の要約と解答文の組み合わせを素早くインプットできることです。
「このような問題に対してはこう回答する」というペアを覚えておき、瞬時に引き出せるようにしましょう。
ここまでやると、午後試験のポイントはおさえられると思うので、次に行うことは午後の過去問を解くことです。
「午後Ⅰ」「午後Ⅱ」の3年分過去問を(確実に受かりたく、念を入れたいかたは5年分)を読み、解説を読み理解します(実際に解くのではなく、解説を読んで理解するイメージです)。
実際に解いちゃってもいいんじゃない?
実際の過去問題の形式・分量・解答の仕方や内容を理解することが目的だよ。
最初から時間を図って解くと、時間がかかってしまい勉強効率が悪くなったり、点数が取れず自信を喪失して勉強を辞めてしまったりするからその防止もかねてます。
ここで、再度ポケットスタディを読んでいきます。
問題文の要約と解答文の組み合わせは、実際の過去問の内容を理解した後なのでスッと頭の中に内容が入ってくると思います。
そこで午後の試験対策を終了させてもいいですが、再度過去問を解いていくと合格を確実にすることができます。
ここでは、問題を読んで、回答を紙に書き出してみましょう。
「何文字以内で回答する」という形式の問題があり、実際に書く練習をした方が良いためです。
例えば30文字以内で回答するという問題があったとき、意外と書ける内容が短すぎて頭では分かっているが、IPAが求める回答を書き出すことができない可能性があります。
30文字がどれくらいの長さなのかを体感し、その中にどのような情報を記載すれば正解になるのか、事前に練習して把握することが重要だよ。
それそれ。
頭でわかっていることをまとめて、指定された文字数以内で正解を書き出すという行為を瞬時にできるようにするといいよね。
ここで先ほどのポケットスタディの勉強が活きてきそう!
ここまでできれば、「午後Ⅰ」「午後Ⅱ」ともに6割以上は取れるでしょう。
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まとめ
今回は、情報処理安全確保支援士の効果的な勉強の仕方について解説しました。
資格試験取得を通じて、情報セキュリティの体系的な知識を身につけていければいいと思います。
この記事が参考になれば幸いです。
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