小島よしおのインスタ広告「BTC MAXIMUM AI」で投資は詐欺？

2024年８月16日現在、小島よしおが「BTC MAXIMUM AI」で投資をしたら利益が出るといった内容のインスタ広告が表示されていたという、SNS上で複数の投稿がなされています。

本記事では、小島よしおの「BTC MAXIMUM AIで投資」をしたら利益が出たというインスタ広告は詐欺なのかについて記載します。

小島よしおのインスタ広告「BTC MAXIMUM AI」で投資に関する情報

某book眺めてたら小島よしおさんが逮捕みたいなの出て、開いたらホンマでっかTV？でAI投資関係の〜をしたらーみたいなやつが出てきたけど、これ多分詐欺やん・・・
某bookこんな広告出して良いんか？
新聞サイトに見えるけど偽装。
ほんとにそんだけ稼げるならやるけどさ
多分無断だし小島さんも災難だ pic.twitter.com/O5A7RNG42n
— かんで (@kamiokande) August 15, 2024

Facebookマズいだろ小島よしお逮捕ネガティブな広告でキャッチしてからの詐欺サイトに誘導小島よしおは逮捕されてないからなー

引用元：Xの投稿

上記投稿内容などのSNS情報をまとめると以下のとおりです。

Facebookやインスタ広告で小島よしおが「BTC MAXIMUM AI」というツールで投資を行うことで利益を出したという内容の記事が出ている
該当の広告をクリックすると、読売新聞オンラインの記事が掲載されており、小島よしおが明石家さんまさんの番組に出演の際に投資で利益を出したなどの内容となっている
小島よしおの投資関連の記事から投資サイトに誘導し、ユーザ登録を促すものとなっている

このように、投資がらみの有名人の記事を掲載し、注目を集め、記事に記載されている投資サイトへ誘導するといったものとなっているようです。

小島よしおのインスタ広告「BTC MAXIMUM AI」で投資は詐欺の可能性が高い

小島よしおのインスタ・Facebook広告「BTC MAXIMUM AIで投資」は以下の点で詐欺の可能性が高いと考えられます。

読売新聞オンラインのURLが正規のアドレスと異なっている

SNS上で投稿されている、読売新聞オンラインの記事のURLが正規のアドレスと異なっていることから、記事の内容は偽物である可能性が高いと考えられます。

未だにFacebookに投資詐欺の広告が掲載されていますね💢

小島よしお、明石家さんま、「読売新聞オンライン」が使われているが、URLが明らかにおかしい😡

Facebookのなりすましも最近増えているし、Metaの広告審査の甘さがどうしようもないね😡くれぐれもご注意を👍 pic.twitter.com/FyDaEn4Ef2
— MatsuBonds(松岡まさる) (@matsubonds) August 14, 2024

上記のように、本物の読売新聞のアドレスは「https://www.yomiuri.co[.]jp/」となっていますが、本広告のアドレスはそれとは異なるアドレス「faugvalue[.]infoなど」となっていることが分かります。

また読売新聞オンラインでは、以下のような偽サイトに関する注意喚起記事が掲載されています。

「読売新聞オンライン」（https://www.yomiuri.co.jp/）に似せた偽サイトに誘導する広告が、ＳＮＳや複数のサイトで表示されていることがわかりました。偽サイトに誘導する広告は、読売新聞オンラインのロゴと著名人の画像が使われています。偽サイトでは、著名人が暗号資産取引で巨額の利益を上げたとして投資を持ちかける架空の記事が掲載されています。氏名などの個人情報の入力を求める欄もあります
引用元：読売新聞オンライン

このように、SNSの広告で表示をさせ、読売新聞オンラインのロゴと有名人の画像を使い、偽サイトに誘導する手口が過去から使われていることが分かります。

また、偽サイトでは架空の投資話で利益を上げたという内容となっていることが多く、本広告で紹介されている「BTC MAXIMUM AI」を用いた投資話と似ている手口であると考えられます。

過去のSNS広告を経由した有名人を騙る投資詐欺の手口と似ている

上記記載内容でも少し触れましたが、Facebookやインスタ広告には、有名人をかたる投資詐欺が過去にも発生しており、これと似たような事例について、TBS NEWSのYouTube動画で紹介されています。

2024年３月20日に公開された内容です。

この動画の内容をまとめると以下のとおりです。

SNS上の広告に、孫正義さんとアナウンサーの対談記事で「Trade GPT 360 Ai」を使って誰でも稼げる方法について記載されている。
この記事でも「読売新聞オンライン」の文字が右上に記載されている
しかしながら、本記事の内容は全くのでたらめであり、読売新聞側もこのような記事を掲載した事実はないと述べている
記事内には投資サイトへのリンクが掲載されており、ユーザ登録したところ、カナダから電話がかかり、必ず稼げるので、AIソフトを利用して投資をするように促される

読売新聞社を騙る記事、SNS広告経由での誘導、投資サイトへユーザ登録させようとする手口が、本広告の場合と似ているため、過去と同様の手口を使った詐欺の可能性が高いものと考えられます。

また、警察庁でも以下のような注意喚起を出しています。

インターネット上に著名人の名前・写真を悪用した嘘の投資広告を出したり、「必ずもうかる投資方法を教えます」などとメッセージを送るなどして、SNSに誘導し、投資に関するメッセージのやりとりを重ねて被害者を信用させ、最終的に「投資金」や「手数料」などという名目で、ネットバンキングなどの手段により金銭等を振り込ませる詐欺です。
引用元：警察庁