+295から始まる電話番号は詐欺？どこの国で出たらどうなる

2025年４月30日現在、+295から始まる電話番号からの電話がかかってきたという、SNS上での投稿が複数確認されています。

本記事では、+295から始まる電話番号からの電話に出たらどうなるのか・どこの国番号なのかについて調査してまとめてみました。

+295から始まる電話番号・国際電話に出たらどうなるのか

2025年４月30日現在、+295から始まる電話番号からの電話がかかってきたという、SNS上での投稿が複数確認されています。

SNS上で確認される投稿内容をまとめると以下のとおりです。

一応、注意喚起・+295…0110からTEL ・警視庁捜査第二課のxxを名乗る・こちらのフルネームは知っている。多分住所も・何やかんやしている間に切られる　万一、名前や電話番号を人によって使い分けていると危険が生じるので、一部は伏せています
SNSの投稿内容

（つづき）このような電話は詐欺の電話です。
　不審な電話がかかってきたら、相手の指示に応じず一旦電話を切り、ご家族に相談または警察に通報してください。 pic.twitter.com/5tiEhmIeyh
— 大阪市城東区役所 (@cosmos_JOTO) April 28, 2025

このように、+295から始まる電話番号からかかってきた方のSNS上の投稿を見てみると、多くの方が警察官を名乗る者からの電話であった旨記載しています。

なお、上記投稿にもあるように、末尾が0110で終わる番号となっており、本物の警察署を模した番号が表示されることから信じてしまう方も中にはいるかもしれません。

また、相手側は電話受信者のフルネームを知っているケースもあり、昨今の個人情報漏えい事案等、何らかの要因で漏れた情報を利用して、詐欺者が電話をかけてきている可能性も考えられます。

なお、上記で紹介している大阪市城東区役所のXでの投稿でもあるように、このような電話は詐欺となります。

本物の警察官が+295といった国際電話番号から電話を掛けることは通常考えられないためです。

したがって、+295から始まる電話番号からの電話へのユーザの対応としては、相手の指示に応じずにいったん電話を切り、家族に相談もしくは警察への通報をするとよいでしょう。

内容が「口座や残高を教えてください」など不審な場合は、遠慮せずに一度電話を切ってかけ直して確認するとよいです。

そのままかかってきた履歴から折り返すと詐欺の相手にかかってしまうため、相手が名乗った警察署の電話番号を検索エンジン等で調べてかけ直し、警察署の職員に対し連絡をした事実はあるのかなど確認するようにしてみると良いでしょう。

さらに巧妙なケースとして、2025年５月21日のTBSニュースのYouTubeチャンネルが公開している動画では、実在する警察署の電話番号を使用するケースもあるようです。

その場合、末尾が0110というだけではなく、ディスプレイに表示されている電話番号が実在する警察署の番号が使われています。

動画の内容をまとめると以下のとおりです。

このように、実際に使われている警察の番号からのものであるため、信用してしまう方も多いかもしれません。

しかしながら、警察庁の担当者によれば、警察が金銭を電話で要求することは無いということなので、内容に不審点があれば電話を切っても良いでしょう。

やまとくん

この手法は非常に厄介なものであり、＋から始まる電話は詐欺であるという見分けができず、表示された番号のみでは本物かの判別が困難なところにあります。

+295から始まる電話番号の国番号について、auが公開している国番号一覧を調査したところ、該当する国はなく、未割り当ての可能性が考えられます。

ただ、実際には上記にもあるように、詐欺者は海外の専用アプリで発信番号を偽装することが可能であるため、どこからかけているのかは分からないものとなります。

また、実際の警察署の番号までも偽装されるケースも昨今確認されており、もはや表示される電話番号は信用ができないものとして、扱う必要があるかと思われます。

こころ

内容が少しでも不審であれば、いったん電話を切り、正しい電話番号を調べてかけ直すといったことが必要なのかと考えられます。

本記事では、+295から始まる電話番号からの電話に出たらどうなるのか・どこの国番号なのかについて調査してまとめてみました。

この記事が参考になれば幸いです。

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