2024年10月23日現在、iPhoneやiPadにてSafariの履歴を「消去」するオプションがグレーアウトして消去・削除できなくなったという、SNS上で複数の投稿がなされている状況です。
本記事ではSafariの履歴が消去できない・削除できない現象、ユーザの対応について記載します。
Safariの履歴が消去できない・削除できないという投稿
2024年10月23日現在、iPhoneやiPadにてSafariの履歴を「消去」するオプションがグレーアウトして消去・削除できなくなったという、SNS上で複数の投稿がなされている状況です。
SNS上での投稿内容をまとめると以下のとおりです。
- Safariの履歴を一括で消去する手順を追う際に、「履歴とWebサイトデータを消去」がグレーアウトしており、履歴を消すことができない
- Safariの履歴を消去しようとしたところ、「消去」と書かれたところが、本来青色の表示のはずがグレーアウトしており、履歴を消すことができない
このように、突然Safariの履歴が消せなくなったことから、なぜなのかと思われる方もいるかと思います。
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本現象の前にTemuの広告対策を行ったという声も
SNS上での投稿を調査したところ、Safariの履歴が消せなくなった事象の前に、Temuの広告対策を実施したという声が複数確認されました。
Temuの広告が表示されないように実施したSNS上で公開されている手順については、以下のXの投稿のとおりです。
- 「設定」アプリから「スクリーンタイム」をタップ
- 「コンテンツとプライバシーの制限」をタップ
- 「スクリーンタイムのパスコードの入力」を求められたら入力し、「コンテンツとプライバシーの制限」をタップ
- 「ストア、Web、Siri、およびGame Centerコンテンツ」をタップ
- 「Webコンテンツ」をタップ
- 「成人向けWebサイトを制限」を選択
スクリーンタイムのWebコンテンツの制限が原因の可能性
上記設定ですが、iOSの「スクリーンタイムのWebコンテンツの制限」を実施したものとなります。
スクリーンタイムについては、Apple公式ホームページに以下のような記載がなされています。
スクリーンタイムを使用すると、コンテンツとプライバシーの制限をオンにして、お子様のデバイス上のコンテンツ、アプリ、設定を管理できます。また、不適切な表現のコンテンツ、購入とダウンロード、およびプライバシーに関する設定の変更を制限することもできます。
引用元:Apple公式ホームページ
このように、スクリーンタイムはお子様のデバイス上のコンテンツなどを管理する機能となります。
この機能を利用することで、お子様が閲覧するのには不適切なコンテンツや、プライバシーに関する設定の変更を制限することができるとあります。
今回のSarariの閲覧履歴の削除に関しても、上記プライバシーに関する設定に含まれると考えられますので、この機能を利用して制限を実施したことが影響した可能性が高いと考えられます。
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Safariの履歴が消去できない・削除できない現象への対応
したがって、Safariの履歴が消去できない・削除できない現象への対応としては、Temuの広告対策で実施した「スクリーンタイムのWebコンテンツの制限」をいったん解除すると改善すると考えられます。
また、「スクリーンタイムのWebコンテンツの制限」を続けたいのであれば、いったん以下の手順で制限の解除を行い、Safariの閲覧履歴を削除した後、再び「スクリーンタイムのWebコンテンツの制限」をしていくとよいでしょう。
- 「設定」アプリから「スクリーンタイム」をタップ
- 「コンテンツとプライバシーの制限」をタップ
- 「スクリーンタイムのパスコードの入力」を求められたら入力し、「コンテンツとプライバシーの制限」をタップ
- 「ストア、Web、Siri、およびGame Centerコンテンツ」をタップ
- 「Webコンテンツ」をタップ
- 「制限なし」を選択
- 「スクリーンタイムのパスコードの入力」を求められたら入力
以下の投稿のように、そのような方法を実施しているユーザもいるようです。
しかしながら、「スクリーンタイムのWebコンテンツの制限」を行うと、Safariのプライベートブラウズタブも開けなくなるという弊害も複数確認されており、制限を続けるかはいったんユーザ側で考慮する必要があるかと思います。
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まとめ
本記事ではSafariの履歴が消去できない・削除できない現象、ユーザの対応について記載しました。
この記事が参考になれば幸いです。