+800から始まる中国語の電話や総務省を語る電話は詐欺?出たらどうなる

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2024年11月19日現在、+800から始まる電話番号で、中国語のものや総務省を語る電話がかかってきたという、SNS上で複数の投稿がなされています。

本記事では、最近発生している+800から始まる電話番号で、中国語の電話や総務省を語る電話について調査しました。

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+800から始まる電話番号がかかってきたという声

2024年11月19日現在、+800から始まる電話番号で、中国語のものや総務省を語る電話がかかってきたという、SNS上で複数の投稿がなされています。

2024年11月19日時点で確認されている、SNS上での投稿内容をまとめると以下のとおりです。

  • +800から始まる電話番号から入国管理局からの電話がかかってきた
  • +800から始まる電話番号でiPhoneの留守番電話の文字起こしでニーハオと書かれた中国語のメッセージがあった
  • +800から始まる電話にでたら、日本語と中国語のアナウンスで電話を止めるとのことだった
  • +800から始まる電話にでたら、総務省から通信が使えなくなると言われた
  • +800から始まる電話番号の自動音声で中国大使館から「重要書類あるから0を押してください」みたいな電話がかかってきた

なお、iPhoneの文字起こしでは、以下のような通知が確認されたようです。

+800からの電話番号がかかってきており、ニーハオという文字がiPhoneの通知画面から確認されていることから、留守電へのメッセージが中国語で話されていたことが分かります。

ここで、+800から始まる電話番号は一体どこからなのか、なぜ総務省や入国管理局などから電話がかかってくるのかと思う方もいるかと思います。

また、最近かかってくる国際電話からの電話に出たらどうなるのかについても知っておきたいという方もいるかもしれません。

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+800から始まる電話番号は国際フリーフォン

まず、+800から始まる電話番号は国際フリーフォンによるものである可能性が考えれます。

国際フリーフォンについて

+800から始まる電話番号は着信課金電話番号として扱われており、世界共通の国際フリーダイヤルとなります。

日本では0120や0800番といったフリーダイヤルに相当し、企業などが利用者から電話を受け付けるために主に利用されるものとなっています。

この着信課金電話番号ですが、通話料金を着信者がすべて負担する電話番号となっています。

この名称から+800からかかってきた電話番号に出た際は、着信者が通話料金を負担をするように思ってしまい、間違えて出てしまった際に不安を感じてしまう方もいるかと思います。

しかしながら、詳細にはこの着信課金電話番号への着信に適用されるものであり、着信課金電話番号から発信した通話料金においては通常通り着信課金電話番号(発信者側)が負担するようになっています。

迷惑電話フィルタアプリなどを手掛けているトビラシステムズ株式会社のサイトにも、着電側に料金が発生することは無いという記載が確認されています。

着信課金電話番号(日本の場合は0120番号等)では、架電時の通話料は着信課金電話番号に課金されますので、仮に、着信課金電話番号から架電された電話に出てしまった場合でも、着電側に通話料が発生することはありません。

トビラシステムズ公式サイト

したがって、+800からはじまる電話に間違って出てしまっても、料金が発生することは無いと考えられるので安心してもらっても良いでしょう。

+800から始まる中国語の電話や総務省からの電話に出たらどうなる

+800から始まる電話番号など、国際電話経由でかかってくる身に覚えのない電話については、昨今からさまざまなメディアなどから言われているように、基本的には詐欺と考えて差支えないでしょう。

そこで、昨今かかってくる+800からの電話ではどのようなものがあるのかについて事例を調査していきます。

先ほど紹介したSNS上で確認された内容を見ると、以下のようなものがありました。

  • 総務省から通信が使えなくなると言われた
  • 日本語と中国語のアナウンスで電話を止めるというもの

このように、最近確認される総務省からの電話の事例が確認されています。

中国語のアナウンスのものもあったことから、日本に住む中国人向けの電話のバージョンもあるのかと思われます。

今変な電話がかかってきた。あなたの電話をすべ止めますみたいな話がかかってきて、日本語か?中国語をお選びくださいと。確か総務省とかなんとか言ってたかな?全て音声ですぐ切った。

Xの投稿内容

「総務省から通信が使えなくなる」という電話ですが、その後どのような展開になるかについて調査すると、2024年8月末に公開されたtbc東北放送の公式YouTubeチャンネルで以下のような関連動画がありました。

上記動画の概要は以下のとおりです。

  • 自動音声で、「総務省です。あと2時間以内に電話が使えなくなります。」と言われる
  • 総務省を名乗る男につながり「あなたの名義で携帯電話が契約され、迷惑メールが多数送られています。心当たりがなければ警察に相談してください」と言われる
  • その後、新宿警察署捜査二課を名乗る男に転送され、詐欺事件への関与をほのめかされ、LINEでやり取りをしたのち、「口座の金の紙幣番号を確認したいため、指定する口座に金を振り込んで欲しい」と言われる
  • 相手の指示通り、600万円を口座に振り込み、後にだまし取られたことに気付く

上記動画では、途中でLINEでやり取りするように誘導され、そこで映し出された画像では、相手の身分を証明する警察手帳のようなもの、逮捕状のようなものを送られたようですが、すべて偽物であり、巧みに相手を騙している様子が分かるかと思います。

また、類似事案ですが、2024年11月18日に公開されたYouTube動画「AKTニュース(LiveNewsあきた)」によれば、総務省・警察・検索をなのる相手から次々と電話がかかってきて、現金3780万円をだまし取られる事案も発生しているとのことです。

概要としては以下のとおりです。

  • 総務省を名乗る相手から「詐欺事件で電話が使われている」と電話がある
  • 渋谷警察署の警察官を名乗る相手から「詐欺事件に携帯電話が使われているから金を調べたい」と言われる
  • 検察庁の職員を名乗る相手から「犯人が触った形跡がなければ返金する」と言われ、相手の指示通りに現金3780万円を宅配便で都内のアパートに送付してしまい、お金をだまし取られた

これまでの調査内容から、分かることをまとめると以下のとおりです。

  • 総務省の職員から始まり、警察官や検察官などの司法職員を騙る相手に転送される
  • 犯罪に関与している疑いがあり、容疑を晴らしたければお金を送るように指示される
  • 中にはLINEなどでの通話に移行し、信用させるために偽の警察手帳や逮捕状を示したりするものもある
やまとくん

かなり手が込んでおり、巧妙な手口になっていると思いますので、引っかかってしまう方もいるのではと思いますね。

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+800から始まる電話番号への対応について

上記より、+800から始まる電話番号など、国際電話経由でかかってくる身に覚えのない電話については基本的には詐欺と考え、出ないようにする、折り返しをしないようにするとよいでしょう。

また、万が一かけ直してしまった場合・折り返しをしてしまった場合でも、少しでもおかしいと感じたらすぐに切るようにするとよいと考えられます。

また、冒頭で紹介したSNS上の投稿にもありましたが、最近登場したiOS18の新機能の「ライブ留守番電話」を使用することで、中国語でのメッセージが入っているような不審な電話を識別しやすくすることができるかと思いますので、試してみると良いかと思います。

iOS18の「ライブ留守番電話」機能を有効にする手順
  • 「設定」アプリを開く
  • 設定内の「アプリ」をタップし「電話」をタップする
  • 「ライブ留守番電話」のスイッチをオンにする

上記設定を行うことで、かかってきた留守番電話のメッセージの内容がテキスト化されていきますので、受け取るかどうか迷うような不審な電話の識別にも役に立つと思われます。

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まとめ

本記事では、最近発生している+800から始まる電話番号で、中国語の電話や総務省を語る電話について調査しました。

この記事が参考になれば幸いです。

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