+69で始まる電話番号・国際電話の国番号はどこ?駐日中国大使館の詐欺であるとの声明

サルが目隠し
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2024年5月7日現在、+69で始まる電話番号・国際電話がかかってくるという、SNS上で複数の投稿がなされている状況です。

また、在日の中国人留学生向けに駐日中国大使館が詐欺の注意喚起の声明も出していることも分かりました。

本記事では+69で始まる電話番号・国際電話の国番号はどこか・駐日中国大使館の声明について記載します。

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目次

+69から始まる電話番号・国際電話がかかってくる状況

2024年5月7日現在、+69で始まる電話番号・国際電話がかかってくるという、SNS上で複数の投稿がなされている状況です。

上記投稿内容などSNS上の内容をまとめると以下のとおりです。

  • 以前は+29の不審電話がかかってきていたが、+69からの電話もかかってくるようになった
  • 出てみたら中国語の女性の声などで自動音声のアナウンスが流れる
  • 日本語の後に中国語の自動音声を受け取った方もいる

このように+69で始まる電話に出た方については、中国語の自動音声などであったという投稿が確認されています。

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+69から始まる電話番号・国際電話はどこからか

+69から始まる電話番号はどこからなのか調査したところ、auのサイトに国番号一覧が掲載されていました。

このauのサイトとウィキペディアに掲載された、国番号69から始まる番号を表にまとめてみました。

国番号国・地域名
690トケラウ諸島
691ミクロネシア連邦
692マーシャル諸島
693~699未使用

このように、+69から始まる国番号はいずれもオセアニアに属する諸島の国・地域となっていることが判明しました。

693以降は未使用となっているようです。

ここで記載されているオセアニアの地域から実際に電話がかかってくるのか疑問に思うところかと思います。

やまとくん

実際には、アプリを使用することでどの地域からでも国際電話番号を取得することが可能なため、オセアニアではないところからオセアニアに割り当てられている電話番号を使用して電話をかけている可能性があります。

詳細については、以下の記事の「+29から始まる電話番号・国際電話の可能性のある番号取得方法について」の章で記載していますので、興味のある方はあわせてご覧ください。

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駐日中国大使館でも在日の中国人留学生に対し詐欺電話への注意喚起をしている

中国メディア川观新闻のサイトによれば、駐日中国大使館でも日本に留学中の中国人に対して詐欺電話への注意喚起をしているようです。

2024年5月1日の記事内容です。

多名在日中国留学生遭电信诈骗损失很大,中使馆提醒
中国驻日本大使馆 2024-05-01 00:12
驻日本使馆领侨处和教育处负责人就留学生遭遇电信诈骗发表谈话。
近日,多名在日中国留学生遭遇电信诈骗,受到很大损失。我们在此特别提醒广大在日留学生和家长朋友们提高警惕,防上当受骗。

引用元:川观新闻のサイト
日本語訳

在日中国人留学生が通信詐欺で大損、中国大使館が注意喚起
在日中国大使館 2024-05-01 00:12
在日中国大使館領事部・在外同胞課長および教育課長は、留学生が経験した通信詐欺に関する声明を発表した。
最近、日本で多くの中国人留学生が通信詐欺に遭い、大きな被害を受けています。私たちは、日本にいるすべての留学生とその保護者、友人に対し、詐欺に遭わないよう、より一層の注意を喚起したいと思います。

このように、駐日中国大使館の声明では、最近日本国内で発生している国際電話番号を使った詐欺電話の被害に対する注意喚起を在日の中国人留学生に対して行っているようです。

やまとくん

このことから、実際に被害にあっている中国人留学生がいるものと考えられます。

同声明に記載されている詐欺の手口は以下のとおりです。

近期发生的电信诈骗套路是,不法分子利用虚拟改号软件假冒使馆工作人员打电话,谎称有重要材料或包裹,须学生自己去使馆领取。学生询问材料或包裹内容时,不法分子则将电话转接至所谓的国内公检法部门,谎称学生的身份被盗用,涉嫌犯罪,要求其回国自证清白,并给出两个选择:一是主动回国,否则强制引渡;二是留在日本取保候审。受害人均选择“取保候审”,在不法分子的诱导下,让其家人向诈骗分子指定的账户转账汇款,缴纳所谓的“取保候审费”。

引用元:川观新闻のサイト
日本語訳

最近の通信詐欺の手口は、犯罪者が仮想の番号変更ソフトを使って大使館員になりすまして電話をかけ、「重要な資料や小包があるので、学生が自分で大使館まで取りに行くように」と偽るというもの。学生が資料や小包の内容を尋ねると、犯人はいわゆる国内の検察や法執行部門に電話を転送し、「学生の身元が盗まれた」「犯罪を犯した疑いがある」「無実を証明するために自国に戻るよう求められている」と偽り、「率先して自国に戻るか、さもなければ強制送還する」「2つ目は日本に留まり、裁判を待つ保釈金を得る」という2つの選択肢を提示する。被害者は、無法者たちの手引きで「保釈裁判待ち」を選択し、詐欺師が指定した口座に家族が送金し、いわゆる「保釈裁判待ち料」を支払っている。

上記手口をまとめると以下のとおりです。

中国人留学生に対する詐欺の手順
  • 番号変換ソフトを使用して電話をかけ、「重要な資料や小包があるので、学生が自分で大使館まで取りに行くように」と偽る
  • 学生が資料や小包の内容を尋ねると、法執行機関に電話を転送
  • 「学生の身元が盗まれた」「犯罪を犯した疑いがある」「無実を証明するために自国に戻るよう求められている」などと脅す
  • 「自国に戻るか、強制送還をする」もしくは「保釈金を支払い日本にとどまる」という2拓を選択させる
  • 多くは保釈金の支払いを選択し、言われるがまま指定した口座に送金する
やまとくん

このように、在日の中国人留学生を騙す詐欺事案が実際に発生していることが分かります。

以前の記事でも、中国人留学生が300万円をだまし取られた詐欺事例について記載しています。

「NHKでも中国大使館職員を騙る詐欺電話の被害事例について報じている」の章で詳細に記載しています。

やまとくん

国立国会図書館のサイトによれば、日本に在留する中国人の数は、令和5年6月末時点で79万人ほどいるとのことです。
また、在留台湾人も約6万人と、中国語圏出身の外国人も数多く日本にいるようです。

こころ

中国大使館からの詐欺の電話が多いことは分かっていたが、実際に駐日中国大使館からの声明が出されていた事には驚いた

また、同声明では、以下のような注意喚起もされていることから、中国人留学生の方はご注意ください。

我们郑重提醒各位同学,驻外使领馆不会将电话直接转至国内公检法部门,国内公检法机关不会通过电话、微信、QQ等跨国办案,更不会要求涉案人提供银行账户密码和转账汇款。接到此类电话应立即挂断,千万不要透露个人信息,甚至贸然转账。有任何疑问可直拨(不要直接回拨来电)使领馆电话或外交部12308全球领事保护与服务应急热线核实确认。

引用元:川观新闻のサイト
日本語訳

海外にある大使館や領事館は、国内の検察当局や法執行機関に直接電話を転送しないこと、国内の検察当局や法執行機関は、電話、WeChat、QQなどで越境事件を処理しないこと、事件関係者に銀行口座のパスワードの提供や送金を求めないことを、すべての学生に厳重に注意喚起する。このような電話を受けた場合は直ちに電話を切り、個人情報を開示したり、軽率に送金したりしないこと。不明な点がある場合は、大使館・領事館に直接電話するか(かけ直さないこと)、外務省12308グローバル領事保護・サービス緊急ホットラインで確認・確認してください。

上記注意事項をまとめると以下のとおりです。

  • 在外の大使館や領事館が国内の法執行機関に電話を直接転送することは無い
  • 国内の法執行機関が電話やWeChat、QQなどで越境事件を処理することは無い
  • 事件関係者に銀行口座のパスワードの提供・送金を求めることも無い
  • 上記特徴を持った電話を受け取った場合は、電話を直ちに切り、金銭の振り込みや個人情報を伝えてはいけない
  • 不審な点があれば、大使館・領事館などに直接電話をすること(かけ直しではなく、正規の電話番号にかける)

よって、上記のような特徴の電話が来た場合は詐欺の可能性が非常に高く注意する必要があります

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+69で始まる電話番号・国際電話に対するユーザの対応

+69から始まる電話を受け取った方は中国語の自動音声が流れたという投稿が確認されています。

これまでに+69以外にもさまざまな国番号を使用した国際電話がかかってきている状況であり、中国語の電話では実際に詐欺の被害に遭われた中国人留学生・中国語が分かる方などが報告されています。

被害に遭われた方の被害内容として、犯罪の容疑がかけられており、保釈金を支払うように要求されるものなどがあげられます。

大使館が法執行機関に電話を転送したり、法執行機関が銀行口座のパスワードの提供や金銭の送金を求めることは無いという声明も出されていますので、このような電話をうけとった際は、電話を切るとよいでしょう。

やまとくん

どうしても心配な方は大使館・領事館などの正規の番号へ直接電話をして相談するといいと思います。

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まとめ

本記事では+69で始まる電話番号・国際電話の国番号はどこか・駐日中国大使館の声明について記載しました。

この記事が参考になれば幸いです。

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